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資本主義と自由

やっと終わったわ…レポート(苦笑)
昨日の11時頃から書き始めて気が付いたら朝の7時。間3時間ほどACIDで編集作業してたけどとにもかくにもこんなに集中したのは久しぶり。

と言うわけで今日はそのレポートに使用した「資本主義と自由」のご紹介。

P2140102.jpg

著者:ミルトン・フリードマン(1912~2006)
訳:村井章子
(内容)
序章
第1章 経済的自由と政治的自由
第2章 自由社会における政府の役割
第3章 国内の金融政策
第4章 国際金融政策と貿易
第5章 財政政策
第6章 教育における政府の役割
第7章 資本主義と差別
第8章 独占と社会的責任
第9章 職業免許制度
第10章 所得の分配
第11章 社会福祉政策
第12章 貧困対策
第13章 結論

本著の内容は題にも在るとおり資本主義社会において自由とはどうあるべきなのか、また同社会において政府というものはどうあるべきなのかについて論じており、第3章以降は各分野について政府の介入についての妥当性について言及。
結局ほとんどの章で政府による介入(=独占)により個人の選択の自由の幅が狭められ、またそれはその分野における市場の発展を妨げ、本来得られはずだった利潤が損なわれるとし、政府の介入に正当性はまるでないと展開。

各章の中で一番分かりやすいのは第11章社会福祉政策内の老齢・遺族年金でしょうか。
何ら正当性のない年金事業の国営化、温情主義による強制的な加入、選択肢の阻害…またこうした年金業務自体、専門的な知識を要するため何か提案をしても議会はそれを鵜呑みにしてしまい、年金を担当する組織の増長を促す。
日本でもその指摘通りのことが起きましたよね、社会保険庁の不正とか不正とか不正とか(苦笑)そういった現実に起きたこと含め、私も年金の国営については全く賛同できません。

この本の何が凄いって、これが書かれたのがなんと1962年だということ。
今から半世紀近くも前の作品なのにまるで古臭さを感じさせず、また上記のような年金システムの問題点等を見事に言い当てているのだから驚き。
巻末の解説で高橋洋一氏も仰っていらっしゃいますが、まるで今の経済問題を論じているかのような錯覚に陥ります。

たしかにフリーライダーの発生する公共財においては政府が担当した方が妥当と思えますが、それ以外においては政府がやる理由はフリードマンの指摘するとおりどこにも見当たらず、市場による競争を導入し発展を促す方が市民の為になると私も思います。
翻って今の日本における資本主義においてフリードマンの言う自由が有るかというと残念ながら首肯しがたいわけで(この辺はまだ詳しく考察していないので断言は出来ませんが)
ただそれ以上に問題なのは政府に対して国民が無関心であると言うことでしょうか…無関心であればあるほど権力は一点に集中し、市民の自由は失われていく。
もちろんそれとは裏腹に郵政民営化や地方分権化と言ったような権力の分散化が行われているのですけれど。

この「資本主義と自由」ですが、経済学書にありがちな専門用語や横文字も少なく、また対訳も優れており、経済学書にあるまじき読みやすさ(笑)
いちいち例え話を挟むところもそうした分かりやすさ、読みやすさに一役買っているかと。

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)資本主義と自由 (日経BPクラシックス)
(2008/04/10)
ミルトン・フリードマン

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レポートを書き始めたときには図書館から借りてきていたのですが、あまりにも面白かったので遂に紀伊國屋書店まで行って購入しちゃいました(笑)
さすがに一冊2520円は結構なお値段ですが、決して買って損はない作品。オススメです♪


blogをやっていて良かったと思うのは長文を書くのが苦にならなくなったと言うこと。
今回のレポートも制限4000字以上でしたが、結局終わってみれば15000字越え。
先生も読むの面倒でしょうね(笑)
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