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SEBvol.195レビュー

SEBvol.148~151の配信リリースの日付が2004年で吹いた(何故かCDリリースと同じ)
相変わらずの非プラス配信に辟易しつつもやっぱり買ってしまう自分が悲しいというか。

何となくこれすらも7Aのアメとムチ政策の“アメ”なんじゃなかろうかと思いつつ、予定通りSEBvol.195レビュー。以下評価あり、本当に興味のある方のみお進み下さい。
1.BURNING LIKE FIRE/ DAVE RODGERSfeat.ALEX DE ROSSO C
(G.PASQUINI)
ここ最近は再録やリメイクの収録が多く、完全オリジナルの楽曲はSEBvol.182収録のTHE FINAL GAME以来。そのTHE~ではお馴染みKIKO LOUREIROさんと組んでの作品でしたが、今回はACE WARRIORやPOWERFUL T.の非ユーロ楽曲でギターを披露したALEX DE ROSSOさんが参加。

オープニングから連綿と続くギターフレーズにちょっぴりSPACE BOYらしさを織り交ぜつつ、27秒辺りからよりギターを前面に打ち出し、激しさの中にもいくらかの愁色を漂わせたイントロ。このレーヴェルにしては凝った前置きを経て始まるリフは、もう完全復活!と言っても差し支えないほど活き活きとした音色に彩られており、一昔前では考えられないほど厚みのある仕上がり。迫力もありアグレッシヴ路線としては申し分なし…と言いたいところなのですが肝心のメロディラインが少々不満の残る作りとなっており、前半16拍、平坦な滑り出し、妙に明るいフレーズに多少の退屈と違和感(後半部分の出来映えは文句なし)
ヴォーカルパートもやっぱり変に明るさを含ませたAメロに違和感を覚えるも、適度にバックにギターを敷きつつ賑やかな作り。DAVEにしか表現できないようなBメロにはかつてのK&Qの楽曲を彷彿とさせるフレーズが登場し、心地よい哀愁をもって展開。
そんなBメロを介してのサビは定石通り激しさと哀愁を織り交ぜつつ攻めるだろうと予想するのですが、果たしてその通りDAVEの声から滲み出る哀愁と他パート同様バックにギターを従えた厚みのあるバックトラックとでかなりの盛り上がり。

ただこちらもリフやAメロ同様、タイトルコール部分(FIREの部分)に妙な明るさを持たせてしまっており、こちらにも同じような違和感。何度も聞けば慣れそうな程度ですが、個人的にはINTO THE GAME辺りと同じく徹底的に哀愁に染め上げて欲しかったところ。

EXTENDEDは昨日も言ったとおりかなり凝った展開で、「これが本当にA-BEAT?これがDAVE単独作品なの?」と誰しも驚くような代物(もう一人別のDAVEがいるんじゃないかと)
3分過ぎからのギターソロは要所要所にシンセフレーズを絡め、いつも以上に派手派手、また直後のアコーステックギターをも絡めた変型Bメロ~変型サビも通常パートとはまるで異なる雰囲気。
音が良くなってきただけでなくEXTENDEDの構成も凝り始めたこのレーヴェルの今後がお世辞抜きで楽しみ。



2.ULTRA MI-HA DELUXE/ PROJECT2 B
(S.OLIVA-A.GATTI)
以前の配信時レビューから再掲
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GO GO’Sからのリリース、おまけにこのミーハーなタイトルと来れば大方A.GATTI辺りが歌うだろうと予想するのですが、意外にもそうではなく。

オープニングから聞き覚えのあるRUNAWAY/ LEO RIVER的なヴォーカルが登場し、また直後にはLOLITA的なハイトーンヴォイスも登場し、序盤から二人の歌声が炸裂、かなり勢いのある、賑やかな仕上がり。
続くリフは、なるほど確かにRUNAWAYと同じ経緯でユーロビートに仕立て上げられたと思わせるような(実際は最初からユーロとして作られたのかも知れませんが)作りとなっており、RUN~同様のちょっと堅めの音色が印象的。
イントロ同様、勢いがあり、また疾走感もあり、なかなかのアグレッシヴ加減なのですが、いかんせんメロディラインが同じフレーズの繰り返し、まるでWILD REPUTATION 2005のような淡々としたラインなので前作に比べるとやや面白味に欠けてしまっているのが残念。
そんな不満の残るリフに対しAメロ、Bメロはほとんど完璧と言っても差し支えないような内容で、1コーラス目に関していえばAメロで自身の叫びをバックに敷きつつLEO RIVERが程よいテンポで盛り立て、BメロではLEO→GOBBI的な人→LEO→二人とAメロからの流れを殺さず、煽るように攻め立てる展開。
この二つのヴォーカルの攻防、また一転してBメロ最後で協力して歌い上げるこの一連の流れはちょっぴりBLOOD on FIRE/ GO2feat.CHRSTENEの様でもあり、勢い満点。他のデュエット楽曲以上に一体感のあるAメロ・Bメロ。

さてここまで順調に盛り上げてきた以上、サビもドーンと盛り上がって然るべきなんですが…うーん(^^;)Bメロ後半から上り調子にテンションを上げていった割にはどうにも物足りなさを覚えてしまうこのサビ。
バックフレーズがハイパーテクノ調寄りなのが災いしてか、サビ冒頭部分でLEOの歌声が浮いてしまっており、直前まで相当な一体感に包まれていた分、余計にこの浮つき加減が鼻に付くというか。
サビも中盤以降は持ち直し、1WEEKよろしく“イチバン、カモン!”、他にもGOBBI的なvo.による“ミーハー!ミーハー!”なんてフレーズを盛り込みつつBメロ同様の盛り上げてくれるのでそれなりに納得はするのですが…ただ後半がしっかりしているからこそ余計に勿体なく感じてしまうんですよね、この掴みの部分のパンチ力の無さに。

決して嫌いではないのですがリフにしろサビにしろ今一歩物足りなさを覚えてしまう本作。
特にサビはテクノ調ではなくタイトルに即してもっとミーハーに展開すれば更に化けたとは思うのですが(^^;)とにかくタイトルに反して硬派な仕上がりとなっております。
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※PROJECT2…LEO RIVER&MARI-SAN
ここの管理人は耳鼻科に行った方がいい。



3.KING OF THE WORLD/ DAVID DIMA AAA
(DAVIDE DI MARCANTONIO)
ツンデレに1WEEK、FIGHT AND GOにSAVE A PRAYERと最近出番の多いDIMAの最新ナンバー(このレーヴェルのヴォーカリストは基本的にDIMAだけなのかしら?)
結構短めのスパンでのリリースに粗製濫造なんて言葉がちらつき、聞く前は幾分不安に感じていたのですが、実際聞いてみればそんな不安を嘲笑うかのような仕上がりで、一瞬でもそんなことを考えてしまった自分が馬鹿らしく思えたほど(笑)

いきなりヴォーカルが登場するオープニングにこちらもギターを絡めつつ、約20秒かけてジワリジワリと勢い、聞き手の闘志を煽るようなイントロパート。
DIMAの“Are you ready Go!”を踏んでから始まるリフは出だしの線の細い音色に一瞬「うん?」と感じるものの、幾重にも重なったシンセに後半のうねりフレーズと、とにかく息をもつかせないジェットコースターのような仕上がりで、物足りなさなど皆無。

本作の魅力はそうした「息をもつかせない」感じで、これがリフだけでなく、またサビだけでなく、リフからサビにかけて一度も途切れず終始一貫していると言うところがポイント。
前回のSTEPHY嬢同様、軽くエコーをかけたvo.はいつもの跳ねるような、小気味良い歌い回しを披露しつつAメロ、Bメロとテンポ良く展開。
Bメロ終わりで“Dangerous, dangerous”と煽りつつ、タメ無しでサビへと移行。

このサビも各パート以上に疾走感のある作りとなっており、激しいバックトラックにも決してひけを取らないヴォーカルに、中盤の階段を転げ落ちるような部分と、とにかく勢い、楽曲の奥行きが段違い。まさにKING OF THE WORLDというタイトルにふさわしい仕上がり。
各パート流れが途切れず、どこまでも一体感のある作品。

2コーラス目Aメロのマルヲ節、中盤以降のBメロを潰してのギターソロと痒いところにも手の届いた内容でお腹一杯。掛け値なしにオススメ!



4.STOP CITY LOVER/ DERRECK SIMONS D
(S.OLIVA-A.GATTI-T.MARIN)
SEB収録は何と驚きvol.112 MOVE YOURSELF以来。
個人的にMEGA NRG MAN、MR.GROOVE名義との住み分けが出来なくなってきたから使われなくなったと勝手に思っていたのですが、ここに来て復活。

冒頭はアカペラにドラムやギター、DOMINOらしきコーラスに声援と、軽くコミカル要素も混ぜつつのギミックに富んだ内容。再びMARINのタイトルコールをおいてからのリフは上のULTRA~に比べシンセ部分を抑え、その分ギターを上乗せしたといった格好でアグレッシヴ路線なのですが、イマイチそのギターがシンセ部分を補い切れておらず、何とも物足りなさの残る仕上がり。

ヴォーカルパートの方は一言で言えば普段のMEGA NRG MANといった感じで、吐き捨てるような歌い回しが印象的なAメロからコーラスとともにBメロで息を整えつつ、サビを展開。このサビも直前パート同様、vo.にコーラス、バックに軽くギターをまといそこそこ奥行きはあるのですが、サビ通して一本調子であるせいか盛り上がりに欠けてしまっているのが難点。
全体的に見れば悪くはないんでしょうけど、もう少し各パートに特徴が欲しかったところ。

EXTENDED尺がきちんと5分ある点、後半のMARINのアドリヴっぽい歌い回しは◎。



5.HURRICANE MAN/ GOLD-RAKE AAA
(DALL’ORA-DEGANI)
以前のD-1レビューより再掲。
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気を取り直してHURRICANE MAN。
これまでにA-BEATのHURRICANE/ KARENや3BのHURRYCANE/ SPENCER、HURRI HURRICANE/ KEN MARTIN、他にはTIME発PERNICI制作のHURRICANE/ TIME FORCEなど、数は少ないものの古くから使われてきた“ハリケーン”。そんないわばヒットワードと言っても差し支えないような“ハリケーン”を今回は親父が使用。
その出来映えは昨日も言ったとおり過去のIRON MAN/ MC THUNDERをなぞるような仕上がり。先にSEBvol.193に収録されたVIDEO KILLED THE RADIO STAR辺りと同じような、クリアなシンセで構成されたリフは全体の音域が高めのせいかIRON~に比べると親父色は薄目ですが、それでもまるで落ち着くと言うことを知らない、とにかくフレーズが縦横無尽に動き回り、親父ファン納得の出来。

お馴染みしゃがれvo.によるヴォーカルパートはいきなり“パラパラ”なんてフレーズが登場し驚きますがやっぱり基本的にはいつものしゃがれスタイルで、ややトーンが一定のAメロからBメロに入ればバックにギターを従えつつ段階的に勢いを増し、ついにはサビで大爆発!
何度も言いますが基本はIRON MAN。ですが今回はそれと比べてヴォーカルで攻め上げるといった格好で、この荒々しいメインvo.に聞き覚えのあるバックコーラス(笑)の掛け合いは前作以上、まさに怒濤の盛り上がり。息をもつかせない中身ギッシリのサビパート。

リフにしろサビにしろキャッチーさはほとんど無いのですが、それを補って余りあるほどの勢い。トリ収録も納得の仕上がりでお腹一杯♪

ちなみにこの見慣れないGOLD-RAKEという名義ですけど、おそらくはイタリア版グレンダイザーのタイトルから引っ張ってきたみたいですねw
となるとIRON MANはやっぱり鉄(くろがね)の城ことマジンガーZ、本作はそのアンサーソングと言うことになるのですが…果たして真相は?(笑)



6.SAVE ANOTHER DAY FOR ME/ DE LEO A
(L.DEGANI-S.DALL’ORA)
最近ではMR.MやKASANOVA以上に出番の多い(ような気がする)CHRISTIAN DE LEO。DAVEと同じくここ2回ほどリメイク&カバーが続いていた彼ですが、今回は久しぶりにオリジナルをリリース…うん、たぶんオリジナル(笑)

エフェクトを掛けた幻想的な雰囲気の序盤から一度、変型サビパートで仕切り直してからリフを展開とかなり手堅いアプローチ。本作のリフは前回収録されたTIME作品とはまた違った、洗練されたシンセで構成されており、ライナーの言葉を借りるなら“スッキリとしたキレのある”仕上がり(何だかビールの売り文句みたい)。そうした音色なので勢いだとかアグレッシヴさだとかはいつもに比べ抑えめなのですが、その分、伸ばしたりうねったり。この遊んでいるような、予想しづらい節回しはかなりクセになります。
最近のEUROGROOVEの作品同様、やたらベースが強い所が印象的な本作。ヴォーカルパートはAメロで若干何かに似ているかな?と思うものの思い出せず、多分気のせいだろうと思い直しそのまま聞き進めてみれば、Bメロでそれが気のせいでなかったと言うことに気が付かされる巧みな仕上がり。
思いの外、思い出すのに手間取ってしまいましたが、今回の元歌はFIGHTING!/ CODY。
もちろん歌詞は変えてありますがバックの感じはまんまFIGHTING!、Bメロ頭で“Baby, baby”なんてふと口ずさみたくなるような衝動に駆られます(笑)

A・Bメロと上記楽曲を踏襲してきたのに対しサビはある程度オリジナリティを持たしたモノとなっており、FIGHTING!同様、A・Bとかなりマイナーに展開してきた分、サビでの盛り上がりは映え、やや長めのタイトルを早口にまくし立てるvo.の歌い回しが哀愁、更には緊縮した感じを演出。

デビュー作DON’T YOU BREAK MY HEART TONIGHT同様、他レーヴェルをパクりつつ、一方でその作品らしさをきちんと感じさせるところがお気に入り。



7.DON’T BELONG/ MARI-SAN B
(S.OLIVA-A.GATTI-E.GOBBI FRATTINI)
SEBvol.187収録SECRET DESTINATIONでデビューした彼女。たしか前作は既存のユーロビートとは一線を画した、ハイパーテクノ調の作品だったような気がしますが。
一瞬、GOODBYE JAPAN(UNPLUGGED)でも始まるんじゃないかと思わせる冒頭のフレーズに驚きつつ、直後の喉の奥から絞り出したような雄叫びに更に驚きつつ。
ミーハー、明るさが信条の(ような気がする)GO GO’Sにしてはかなり珍しいど哀愁タッチの仕様で、イントロからかなり重苦しい雰囲気。続くリフもその感じは守られており、上記2曲と同じように堅めのシンセながらもGOODBYE~の様にヴォーカルフレーズが被せてあるせいか意外にも取っつき易い仕上がり。このやや単調なシンセ部分とLOOKA BOMBA/ GO2の変型とも受け取れるような雄叫びとの相性が抜群。

リフ以降もしっかり哀愁志向で、腹の底まで響いてくるようなクセのある女性vo.を軸にあくまでも重苦しく、厳かに、GO GO’Sらしくなく展開。この歌声のせいか気が付きにくいですけど曲そのものは哀愁の王道、耳馴染みのあるAメロからBメロで更に勢いをつけ、サビで一盛り上がり。
ただ個人的にはこのBメロからサビへの受け渡しに違和感、サビ冒頭部分がやや浮いてしまっているのがちょっと勿体ないと感じたりも。

どこかかつてのEMOTIONS/ STEPHY MARTINIを意識した本作。このヴォーカルは間違いなく人を選ぶと思いますが、私は好き。
上のDERRECK SIMONS同様、EXTENDEDパートで歌いまわしを変えてくるところも余計に迫力が増してお気に入り。



8.ROCK YOU/ MAD MAX D
(R.GABRIELLI-C.MORONI)
以前のiTUNE配信レビューより再掲。
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そう言えばSEBではめっきり見かけなくなってしまったMAD MAX名義(キリ番ではよく見かけますけど)調べてみれば最後に曲が収録されたのはSEBvol.161のFIRE。でもこの曲ってかなりの蔵出しなんですよね…そう考えるとSEBvol.148収録TSUNAMI COMES以来と言った方が良いのかしら?(苦笑)
さてそんな久しぶりの登場のMAD MAXの新曲、タイトルにROCKと付くだけあって簿等からギター度のかなり高い展開。DELTAの作品にしては珍しくかなり短いイントロを経て始まるリフはバックの激しいギターとは対照的に滑り落ちるようなメロディラインが印象的で、どこか最近のエナアタRICK CASTLE辺りに通じそうな仕上がり。
でそのリフが終わってヴォーカルが登場するのですが、これ効いてから暫くしてやっと分かったけど、この部分ってサビだったのね…あまりにも淡々としていたのでAメロだとばかり(苦笑)
もう一度リフを挟んでようやっと始まるAメロはねちっこいvo.が適度にしつこく(失礼)適度にテンポ良く歌いこなしており、常にギターを従えつつアグレッシヴに展開。
で再びサビに戻るのですが、このサビがやっぱり淡々としているというか。確かに短めのタイトルコール連呼は分かりやすくて良いとは思うものの他に誉めるところは特になく、全体的に平坦。盛り上がりに乏しくBメロの延長線上でしかないのが物足りなさを感じる理由なのかも。
ギターをかなり多用していますけど、そのギター自体、正直あまり必要なかった気がしますし…うーん。



9.MONSTERS READY/ FASTWAY D
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.SOMENZI)
SEBvol.193収録のHOT VAMPIREやNUMBER ONEがかなりの出来だったので、一応は本作にも期待はしてみたのですが、うーん見事に期待はずれ。
一言で言えばつまらない。
相変わらずいい加減なリフは何の面白みもなく、聞いた後もどんなメロだったか思い出せないほど。ヴォーカルパートもAメロである程度特徴付けはしているものの基本はいつも通り、またサビはこれまでのGO BEAT CRAZYにMIDNIGHT LOVER、そしてSUPER STRIKERを足して3で割り、更にそれを劣化させたような仕上がりでただただ苦笑いするしかなく。
個人的には過去作品のフレーズを拝借すること自体別段やぶさかではないのですが、ただ少なくともそういったフレーズを使うなら、それ以外にもきちんとその曲らしさってものを盛り込んでくれないと。残念ながら本作にはそうした“らしさ”といったものは感じられませんでした。



10.I WILL SURVIVE/ MEGAN C
(A.LEONARDI)
デビュー作MOVE ON NOW BABYに1.2.3.4.LIVE ON DANCE FLOORと来て本作。たぶんSSで一番登場回数の多いMEGANさん。
この曲もまたエフェクト掛けのスタート、TIMEと同じく一度変型サビパートを挟んでから始まるリフは、これまでのシンセを使いつつも強めのベースが配置してあるせいかより勢いのある作り。ただこれまでの頼りなさが解消された一方、メロディラインのキャッチーさも失われてしまっており、前2作に比べると聞きやすさは低め。
またヴォーカルパートもリフ同様の作りとなっており、たしかにこのベース音で楽曲の存在感は増しているものの、各パートの親しみやすさはやはり低め。
アグレッシヴに行くのか行かないのか、いまいちはっきりしない曲調も、本作が前2作に比べて多少見劣りしてしまう一因なのかも。

それにしてもこの曲、ところどころ音が割れているような…気のせい?



11.SHINE/ MISTER MAX C
(M.FARINA-G.CRIVELLENTE-F.SERRA)
既に3Bのサイトで配信済みの本作がようやっと登場。
かつてのFIDE AN ANGEL辺りを思わせるようなギターを交えたイントロは色々なSEや女性コーラス、エフェクトvo.を織り交ぜつつかなり長めに展開。
そうした後に始まるリフは前半32拍はシンセ&ギター、後半32拍はそれにヴォーカルを加えた、計64拍組みのこれまた長めのリフ。ギターを纏ったリフは激しく、またメロディも聞き手の闘志を煽るようなカッコイイ仕上がり…なんですがどうも自分の好みとズレてしまっているというか。やや小綺麗にまとまり過ぎてしまっているところに幾らかの物足りなさ。

今回のvo.はMAYDAY同様、SERRAさんでいつもの煮え切らない感じが気にはなるもののAメロの歌い出しやBメロ冒頭“Time”の息の抜けたようなセクシーな歌い回しがそれを上手くカバーし無問題。

ただBメロからサビへの切り返しは有問題(造語じゃないよ)で、「Bメロ前半で落ち着かせておいて後半部分で盛り返してサビでドーン!と盛り上がる」と予想するも、実際は「何だかよく分からない感じのまま気が付いたらサビ」といった感じになってしまっており、この辺りSERRAさんの歌声以上に物足りなさが。ただでさえ通常楽曲以上にBメロは長めに取ってありますけど、どうせだったら更に長めにとってもう少しじっくりサビへと持っていって欲しかったところ。
サビ終わりの格好いい“Yeah!”は大好き(笑)



12.KOOKY SPOOKY/ SCREAM TEAM B
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.SOMENZI)
DERRECK SIMONS程ではないにしろ、こちらも久々登場。CD収録はSEBvol.149のICE CREAM(U SCREAM)以来。
ど頭からオルゴールのようなフレーズにHORROR FANTASY同様の野太いコーラス、各種アヤシイ系サンプリングを織り交ぜ、さながら時季外れのハロウィンのような雰囲気。
背後から忍び寄ってくるような歌い回しを踏んでから始まるリフは相変わらずハリボテのような、奥行きの切片もないような作りですが、FASTWAYと違いきちんと“アヤシイ”という特徴付けがなされており、インパクトもそれなりに。

Aメロも出だしこそかなりあっさりした作りですが左寄せコーラスや右寄せ笑い声等かなり賑やか、Bメロではお馴染み野太いコーラスが登場したり、またサビ前にはユーロビートでは珍しい16拍タメなどもありSCPにしては珍しく凝った曲作り。
リフ-Aメロ-Bメロと例のアヤシイ雰囲気は続き、サビもその雰囲気は守られているのですが、ただこの長いタメ明け、タイトルコール8拍部分だけ急に酔いが醒めたかのように普通の調子に戻ってしまっており若干勿体ないと感じたりも。

基本的にそこ以外は完璧。最近なかったこの手の曲調に各種サンプリングや長めのタメ、またEXTENDEDもきちんと作り込んであり、最後まで耳の離せない作品に仕上がっているかと。



13.WILD BOY BAD LOVE/ JOE BANANA A
(ACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
カタログNO.HRG762。
何だか今回は久々登場の名義が多いですけど、こちらバナナ王子はCD収録はEMvol.9以来、SEBは意外にも初収録。
型番的にはかなり最新に近いナンバーで以前からかなり聞いていたのですが、聞いた瞬間吹きました(笑)配信楽曲にも手を出している方なら分かるかも知れませんが、オープニングはほとんど自身のMAGNA EL PIRANA。
ただそちらが割と牧歌的な感じに展開していたのに対しこちらは高速BPMで激しく展開しているのでイントロ以降はあまり似ておらず。

MAGNA的イントロを介してからのリフはRACE GUN AND COWSやFAST FOOD BIKERS辺りと同じ細めながらもつんざくような音色のシンセで構成されているもののややかすれ気味なのが特徴で、バックのギターと合わせどこまでも荒々しく展開。
Aメロ以降もその勢いは決して衰えることなく、相変わらずのギターを以てCRAZY RACE IN THE STREETや“確かにー”以上に激しく煽るように攻め立てる仕上がり。
Bメロラストから一瞬BLUE FLAMINGOを漂わせつつサビへと移行し、このサビも直前パートまでの延長線ながらも相変わらずの激しさ。
惜しむらくはサビコールが聞き取りづらくなってしまっていることですが、それすらもものともしないこのノリ。エナアタ好きには堪りません。

最近MACH期の作品を繰り返し聞いているのですが、そうした曲と聞き比べてみるとホント人間レーヴェル変われば変わるもんなんだな、そんな風に思えてきます(笑)



14.SPECIAL MEGA-MIX/ REMIXED BY DJ KEN-BOW
今回のMEGA-MIX担当は以前のOVERDRIVE/ FASTWAYのREMIXを担当されたDJ KEN-BOWことTAKEUCHI KENICHIさん(漢字は竹内健一さんで良いのかしら)
冒頭のハリケーンマンからちょっとMONKEY DANCEの様な叩き&16拍端折りリフが印象的なバナナ王子、特徴的なパンニングのSCREAM TEAM、ピッチアップMEGANにバッチリ決まったDIMAと聞き所満載。
各楽曲の曲調も手伝ってかなりハイテンションなMEGA-MIXに仕上がっております。



前回も良曲揃いでしたが、今回もかなりの作品揃い。
個人的にお気に入りはハリケーンマン、DIMA、バナナ王子、DE LEOの4曲。
他にも文句を言いつつもDAVE、SCREAM TEAM辺りもなかなか。

一方でFASTWAYはホントどーにかならんのかね、大門君(by二宮係長)
いつものマンネリ楽曲以上に今回は酷かったような…この人は女性と歌った方が絶対良いと思っているのですが(ZANINIさんは女性が嫌いなんでしょうか)

GO GO’Sは、うーん…たしかに以前のか細いシンセに比べればこちらの堅めシンセの方が良いのかも知れませんが、やっぱりキャッチーさに欠けてしまっているというか。
150番台のA-BEAT楽曲が好きって方には堪らないでしょうけど、個人的にはもう少し柔らかい音を希望したりしなかったり。

次回SEBvol.196は最後のEXTENDED収録アルバム(201からはどうするんでしょ)
音の良くなってきたこの時期に空気読めないLOVE IN THE ELEVETOR収録にはゲンナリですが、このレーヴェル久しぶり?の新人古田FUTURAに期待。
また今回親父組はTIMEではなくEGでの収録のようで。KATE RUSH、APRIL、RICH HARD辺りが程良く胡散臭くてEGの名義のような気もしますが(と言うか見慣れないのは大体あのレーヴェルか)
ビタミンだか何だか知りませんが期待したいと思います♪
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Eurogrooves名義での、L.DEGANIの作曲作品は初めてですよね。
どんな作品なんだろう、早く聴きたいです。
CDが手に入ったら、レビューを拝見させていただきながら聴きます。

こんばんは、B型の管理人です。

>EUROGROOVE・L.DEGANI
あれ、SEBvol.194収録のFOREVER SADやVALENTINE'S DAYもDEGANIさん絡んでませんでしたっけ?
レーヴェルは変われど基本的にはTIMEと同じ、DEGANIさんには引き続き親父が暴走しすぎないよう手綱を締め、制作にあたって貰いたいところです(笑)

今回も良曲揃い、かなり聞き応えのある一枚でしたよ♪

SEBのクレジットって、作曲-作詞の順番じゃなかったでしたっけ?
決してこれがすべてに当てはまるわけではないらしいですが、
L.DEGANI-S.DALL'ORAのクレジットなら、L.DEGANIの作曲かなぁって思ってしまいました。
なんで、L.DEGANIがこんな楽曲を作るんだと感心したんですよねw
iTunesで試聴しただけなんですが(なかなか買いに行けない)、
どのレーベルもおもしろいですね。
MONSTER REDAYなんか、「LOVE FOR MONEY」って言いたくなりますよねw
SSの楽曲がなかなからしくなくて好印象です。
KOOKY SPOOKYもきっと面白いと思います。
サビがどっかで聴いたコトあるような感じがしますけど、
楽曲のコンセプトとしてはおもしろそうだと感じました。
そして、やっぱEurogroovesが早く聴きたいです。
親父の暑いメロディーとDEGANIのクールなメロディー。
対曲を成している感じがしますw

こんばんは、甘党の管理人です。

>作曲-作詞
へーそれは初耳でした。今まで何で同じ作家陣なのに順番が違うんだろ?なんて思っていたのですが、そういう理由だったんですね(笑)

となるとこの組み合わせの作品は仰っていらっしゃるようにEUROGROOVEでは初めてですね。

>FASTWAY
あーなるほど、確かにLOVE FOR MONEYですね(笑)
個人的にはGO BEAT CRAZYばかり出てきてしまい全然気が付きませんでした^^;

>KOOKY SPOOKY
言われれば確かに聞いたことがあるような…全然思い出せないですけどw
前2作同様、この名義らしさ溢れる仕上がりで気に入っております。

>EUROGROOVE
レーヴェル名が変わろうと相変わらずの感じで一安心(笑)
この調子で突き進んでいって欲しいところです♪
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