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EUROBEAT COOLvol.4レビュー

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今日はEUROBEAT COOLvol.4レビュー。初登場作品のみ評価あり。
以下本当に興味ある方のみお進み下さい。


1.BABY SMART/ KARA MELL D
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
同レーヴェルではMACH収録のTOO SMART TO GET MY HEARTという何だか色々と失礼な気がするタイトルの作品がありましたが、今回はそのタイトルもぐっとスマートになり、歌い手はMARA NELLならぬKARA MELLへと変更。

ウニューっとした感じのSEに軽めのピアノ伴奏を織り交ぜた始まりで、ピアノ好きに取っては最高の掴み。エフェクトを掛けたヴォーカルを一度挟んでからリフがスタートするのですが、本作のリフはこの時期の作品にしてはしっかりとしたシンセなのが特徴。

ミドルテンポながらなかなかの存在感、ただしメロディは明るさ・アグレッシヴどちらの面においても今一歩といったところで中途半端。同じような路線のMACH後期の作品達のような勢いが感じられないのが残念なところ。

ヴォーカルパートに関してですが、Aメロを聞いた瞬間に「あぁこれは自分には合わないな」などと失礼なことを思ってしまいましたが、リフの流れを汲んだ朗らか路線。
Bメロで軽く哀愁要素を盛り込むも基本的には平和そのもので、サビまで終始その調子。

聞きやすいといえば聞こえは良いですが…アクの強い作品を求めている自分からするとイマイチ。



2.MOMMA LOOK/ ALICE IN PARAPARA LAND B
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
MOMMAとはMOTHERの赤ちゃん言葉、MAMMA・MAMA辺りとニュアンス的にはさほど変わらないのかも知れません。
そんな言葉を用いたこともあってか、今回は元気いっぱいの子供のような勢いのある路線、前回とは違い、よりこの名義らしい作品仕上がっています。

何故か物凄く聞き覚えのある女性声サンプリングを適度に散らしつつ、低音シンセを貼り付けたイントロはかなり暗く怪しい雰囲気。そんな冒頭の調子に戸惑うもののリフに入れば一転、CALAMITY GAMEやCHICA BOOM辺りに近い明るいアグレッシヴ路線。

要素としては上の作品とそれほど変わらないのですが、やはり割合高めのBPMのおかげか聞きごたえに関してはこちらに軍配。高いキーで展開されるメロディ、忙しく動き回るフレーズとこの手の路線の作品としては及第点以上。

Aメロの歌い出しからレッドゾーンぎりぎりで果たして最後まで持つのかしらと不安に思うも、意外にも頭打ちになることなく歌い上げるといったスタイル。この手の曲調はこのvo.の十八番といった感じでAメロから跳ねるように元気よく歌いこなして行きます。
急に地声に戻るBメロの落差もお気に入り。

お馴染みのサンプリングを挟んでから始まるサビはやはりこれまでのパート同様、とにかく勢いのある仕上がり。
ただ唯一残念だったのは一瞬ノイズと思ってしまうようなサビでのエフェクト。RUN 4 FUNの時もそうでしたが、毎度入るこのノイズ音が楽曲の流れを阻害してしまっているような印象。勿体無い。



3.C'EST L'AMOUR/ STARKLY ICE A
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
全5曲のうちこれまで唯一お蔵入り状態だった本作がついに解禁。一作目のTAKE ME TO PARADISE以来、この名義のファンだったので今回の配信はとても嬉しかったわけで。
で曲の方も、なんでコレをお蔵(略)と思ってしまうぐらいのかなりのクオリティ。

どこかTIME時代の作品を思わせるようなイントロで始まる本作。この段階で相当の哀愁度なのですが、続くリフではそれが更に昇華。ピアノに近いような音色で構成されたリフは思わず聞いてるこっちが恥ずかしくなってしまうぐらい、ベッタベタな哀愁メロディ(笑)

がそのベタベタ加減が案外作品の聞きやすさに貢献しており、またエナアタだけでなくTIMEにおいてもこういうベタな男性哀愁楽曲が無かっただけに逆に新鮮に聞こえてくるかと。

ヴォーカルパートはAメロの曲調で判断が分かれそう。直前までのど哀愁メロディから打って変わって朗らかな曲調。ただしこの朗らかさからBメロから徐々に哀愁を浸透させ、サビで一気に泣き落とすという楽曲構成、このAメロの明るさが後の哀愁度を際立たせているので個人的には有り。転調好きなら問題無し。

懐かしのSAMURAIのようなサビの入り方もフレーズだけ聞いてみると「セーラームーン」と聞こえたりと、意外にもキャッチーさ?に富んでおり、リフのメロディと合わせ一度聞いたら忘れられないインパクトのある作品に仕上がっています(笑)



4.LOVE IS BLIND/ LESLIE HAMMOND D
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
最初期から今なお使われている名義というのは実はそれほど多いわけではないのですが、このLESLIE HAMMOND名義はその中の一つ。初出はHRG124と若干遅めですが、以降コンスタントに曲をリリースし、最近ではHRG809でも登場。
この人もまた時期によって路線が大きく変わるのですが、本作も従来作と比べると随分と違った印象。

何だかちょっとトランスチックな幻想的なフレーズに女性vo.、お馴染みのサンプリングを被せたイントロ。そんな不思議なパートに続いて始まるリフは一曲目同様の明るいメロディ、ただしこちらの方が朗らか要素強め&更に低いBPMなので、より好き嫌いがはっきり分かれそうな仕上がり。個人的にはこういうパターンは苦手。

リフ以降もこの調子は一貫しており、特に転調することも無くとにかく朗らか。Bメロの展開やサビでのコーラスを絡めたヴォーカルワークは良いとは思うのですが。



5.LOVING YOU LOVING ME/ DOLLY POP C
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
TIME同様、他レーヴェルの作品を堂々とパクッちゃうエナアタですが、このHRG500番台、その対象はSCPだったのでしょうか…先日配信された某曲ともどもそんなことを思わず感じてしまう作品(^^;)

サイレンのようなフレーズにシンセドラムを挟んだりと妙に手の込んだイントロで幕を開ける本作。そんなパートに続いて始まるリフは…SEBvol.162の17曲目や頭Dのサントラにも収録されたACEのあの曲(笑)エナアタらしくない高いキー中心のメロディを聞けば誰しも上のような作品を思い浮かべるはず。

疾走感がいくらか劣るもののそれなりに再現された今回のリフ、基本的に良いとは思いますが、ただ32拍踏まずフライングして始まるAメロは正直微妙。これまでにもGET MY CRAZY CATのようにサビ前フライングして始まる作品はありましたが。リフでこれをやられちゃうとどうにも消化不良感が。

ヴォーカルパートに関してはまたしても明るい路線もうお腹一杯といったところなのですが(苦笑)、それでも朗らか方面へは傾倒せず、サビには入ればアグレッシヴ路線へと進んでいくので、この手の曲調が苦手ない人でも結構聞ける仕上がり。
特にサビ終わりの“it’s power of love”に合わせて伸びのあるリフが始まる部分がお気に入り。



6.I FALL IN LOVE/ JEE BEE C
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
これまた捻りの無いシンプルなタイトル、WHENもTOO MARVELLOUSも付いていません。年代的に一応、GET A LOOK IN THROUGH MY EYESの一つ前にあたる本作はそんなタイトル通り、無駄なものを省いた作品。

こちらもサイレンを適当に配置し、そこに加工した女性vo.を乗っけていくというイントロ。適度に哀愁を振りまきつつ始まるリフはそのイントロの雰囲気そのまま、程よい力強さも兼ね備えた哀愁路線。他ではあまり聞かれない独特なシンセも手伝って、この手のミドルテンポ+哀愁作品の中でも一歩抜きん出た仕上がり。

3曲目もリフとAメロの落差に随分と驚かされましたが、こちらもAメロから調を変えてきます。とは言え朗らかとまでは行かず、気持ちちょっと明るいかな?ぐらいの転調具合なのでインパクトとしてはそこそこ。
Bメロも中盤まではAメロ同様の曲調ですが、あと少しでサビという所で急速に哀愁方面へと路線変更。直後のサビは微哀愁ぐらいのレベル、変に重苦しくならず切なさを感じ取れる仕上がりとなっています。

悪くはないのですが全体的に綺麗にまとめすぎたといった格好。個人的にA・Bメロの明るさを強める、もしくはサビでの哀愁度を強めるなりして、転調がもう少し活きてくるような曲運びをして欲しかったところです。



7.ISLA CHIQUITA/ LILLY C
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
見慣れない単語が目に付く本作、エナアタでもたまにあるラテン系のタイトル。字面からすると何だかえらく発音しにくそうなんて思ってしまいますが、実際に聞いてみると随分と歌いやすいフレーズであることに気がつかされます(笑)

オープニングはSPANISH MELODY/ ROSEなどと同じようにパーカッションにスパニッシュギターをからませた作りとなっており、異国情緒感ではかのVALENTINO MACHO LATINOに迫るモノがあります。

そんなイントロに続いて始まるリフは、うーん。せっかく作り上げた直前のパートの雰囲気なんて知らん顔、全く関係ないゴリ押しアグレッシヴ路線。迫力ある音色で構成されているので聞きごたえは結構あるのですが、前後の流れを考えるとちょっとでも良いからラテンっぽさを盛り込めば良かったのになんて思ったりも。
適当すぎる“オーレ”サンプリングも×。

ヴォーカルパートの方は概ね無難といった出来。相変わらずキレのある歌声がAメロから炸裂、テンポの良さは他の作品以上。CHIQUITA(=スペイン語で「かわいい娘」の意味)
という言葉が登場するサビは、それまでのテンポの良さに一層の明るさ、賑やかさをプラス。そのタイトルコール以外にも伸ばし気味の“pretty”などがキャッチーさに貢献、この手のvo.はこういった曲調が良く似合います。

リフ含む本編にもう少しイントロ同様、エキゾチックな要素を盛り込んでくれればその印象もまた違ってきたのかも。悪はないです。



8.LET THE SONG GO OUT OF YOUR HEART/ MICHELLE ROSE C
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
一曲目とは対照的にゴテゴテと色々なものがくっついたタイトル、この辺りはMACH後期のブックレット泣かせの作品たちに通じるものがあります。そんな一発じゃ覚えられないような作品名とは裏腹にサウンドの方はとても分かりやすいというのが本作の特徴。

同アルバム収録のMOMMA LOOKと同じように低めのシンセメインのイントロの本作、ただし以降、明るいリフは展開されず、今回は単音系の哀愁寄りのリフを展開。
感じとしてはANOTHER NIGHT OF FANTASY/ GIORGIA BARROWS辺りに近いでしょうか、割とすんなり耳に馴染んでくる仕上がり。ただメロディ面の押しも弱いのですんなり聞けるけど、そのまま中素通り、頭に残りにくいリフであったりも。

Aメロからは対照的にかなり明るめの曲調、続くBメロに入ってもやっぱり同じ曲調。サビに入ってようやく変化するといった流れで今回は(も)軽めの転調路線。
サビで見せる転調もちょうど↓の作品のような4拍進むごとに微妙に調を変えていくというなかなか巧みな作りとなっており、この辺りの微細な変化が本作の魅力。

上にも書いたようにリフは押しが弱いのでパッと聞いた時のインパクトはかなり低め。ただサビの方は他ではあまり聞けないパターンなので後々かなり嵌りそうな予感。



9.I BELONG TO YOU/ MARTINA DRY
(C.ACCATINO-F.RIMONTI-R.FESTARI-A.GIRBAUDO)
SEBvol.156を持っていない上にNON-STOPへの収録も無いので、実は今回初めて聞いたりするのですが。タイトルは結構ありがちで、他レーヴェルではDELTAのCRYSTAL(EMvol.2)やA-BEATのKELLY WRIGHT(SEBvol.126)などが存在。
他方エナアタ括りで見てみるとLESLIE HAMMOND(HRG315)・LOUISE(HRG590)の同名作品が存在し、この上なく紛らわしい状態に(^^;)

LESLIE HAMMONDのそれがMACH期のノリを色濃く残していた(と言うか同時期の作品だったけど)不思議系ナンバーであったのに対し、本作は明るさそのままに微妙に哀愁を織り交ぜてくるこれまた巧みな仕上がり。

BUGABUGA CHEW CHEW辺りの流れを汲んだイントロを経てから始まるリフは、拍合わせするのが面倒くさそうなフライング気味な始まり方(笑)シンプルな音色で構成されながらも、爽やかさ・ミーハーさだけでなくコケティッシュな感じも加味され、一度聞いたら暫くは頭から離れない、かなり中毒性の高い作り。

Aメロからは適度に媚を売りつつテンポよく突き進み、一瞬過去の作品が脳裏をよぎるBメロで聞き手を混乱させつつ、ラストの“tell me boy!”で駆け上がるように歌い上げそのまま一気にサビを展開。

一つ前の作品でも触れましたが、進むごとに明るさと微かな哀愁が入り混じる他ではなかなか聞くことの出来ない曲の組み立て。“baby”や“crazy”など伸ばし気味のフレーズのおかげで爽やかさまでも兼備、色々な要素が混在するこのサビ、奥行き、聞きごたえに関しては言わずもがな。
一度聞き手の心を掴んだら離さない、ちょっと小悪魔的な仕上がり。良いです。

未だお蔵入り状態のLOUISEのI BELONG TO YOUがPAGAL-PAGYARUのように曲そのまま・vo.変更なのか、それとも全くの別物なのか、ちょっと気になります。



10.FLY TO THE STAR/ RICK CASTLE
(C.ACCATINO-F.RIMONTI-R.FESTARI-A.GIRBAUDO)
SEBvol.152は持っているので当然聞いたことがあるはず…なんですが全然記憶に残ってないという(DARK IN THE NIGHTとMAKE OR BREAKばかり聞いていたから?(^^;))
記憶に残っていないのは曲の出来がイマイチだったからなどと自分勝手なことをほざきつつ いざ聞いてみればかなりの出来映えでどうしようもない自分の記憶力を恨むといういつものオチ。

MACHvol.14収録の前作DON’T STOPが妙に明るい路線でったのに対し今回は正統派哀愁路線。ハイハットとちょっとぼかした音色で構成されたイントロはシンプルかつ幻想的。
そんなパートに続いて始まるリフは適度に主張してくるシンセで構成され、ちょっとやるせないようなメロディが特徴的。

このvo.を聞くといつも思うのですが、煮え切らなさという点に置いては3BのSERRAさんとそれほど変わらないはずなんですよね。でもエナアタだとそうした煮え切らなさと言うものをほとんど感じないんですよね、曲調がどうであろうと。
そこが不思議だったりするのですが。

今回もちょっと掴みどころの無い歌声を振りまきつつ、リフからのやるせなさを最後まで維持。いつもと比べ随分と控えめな女性コーラスを従えつつ、サビはこの手の曲調の中では結構な賑やかさ。
4拍の枠の中でちょっと駆け足気味になったりする歌いまわしも本作の魅力の一つ。

惜しむらくは尺の短さ。EXTENDEDなのに4分未満とは…



11.APHRODITE/ JOE D.TOASTER C
(たぶんACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
タイトルはアプロディーテ。ローマ神話ではVENUSにあたる女神であり、ギリシア神話では愛と美と性を司る女神でもあります。ゲームやアニメにも結構登場するので聞いたことある!という方も多いことでしょう。
そんなイメージがあるので、今回の作品も耽美で美麗で麗色に満ち満ちた作品だとばかり思っていたのですが…

実際聞いてみるとイントロの段階で早くもそんなイメージはボロボロと崩れ去り、いつも通りのあのノリ(笑)シンセだけでなく加工したサンプリングなどいくつも重ねられ、開始5秒も経たないうちからかなりチャカついた作り。

聞き慣れない“baby”を介してから始まるリフは後発のI AM MISTER BLASTER/ GARCONなどと同じく、滑るようなシンセに彩られ高速BPMで激しく動きまわるといった内容。ただしメロディが同じフレーズの繰り返しであるためI AM~のような面白さは感じられず。

この早いテンポの中でもクセ声は健在で、まくし立てるようなAメロから一度も落ち着くこと無くサビ終わりまで突っ切るスタイル。とは言えあまりにも適当すぎるBメロのラストからリフ同様の平坦な感じが抜けないサビと何となく早さで誤魔化しているような印象も。

タイトルからは想像もつかない路線で攻めてくる点は気に入っているのですが、ただ個人的にはリフ、サビともにいくつかアクセントとなる箇所を設けて欲しかったところです。


FLY TO THE STARでも少し触れましたけど、やっぱりEXTENDED=EDITだと味気ないですね。
長けりゃ良いってもんじゃないですし、そもそもMACH以降エナアタのEXTENDEDはそんなに面白いものじゃ無かったりするのですが、それでも私の中のエナアタEXTENDED時計(何それ)が5:07ぐらいにセットされている以上、物足りなさを覚えるのは必至。

最近はEXTENDED収録でいやに長尺化してますが…この分だと未配信のSEBvol.169までのエナアタ作品(蔵出し除く)もEXTENDED=EDITなのかも。MOVE INTO MY HEART/ RICK CASTLEとか結構楽しみにしてたんですけど。
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