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THE CRAZY WORLD OF FRANZ TORNADOレビューまとめ

リンク用まとめ記事です。

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以下、新曲8曲の評価ありレビュー、本当に興味のある方のみお進み下さい。


1.PAZZO PAPARAZZO/ FRANZ TORNADO A
(???)
THE CRAZY WORLD OF FRANZ TORNADOのトップを飾るのはやっぱりこの人。SUPER EUROBEATに続く本作は、何だか見慣れないフレーズが並ぶタイトルが印象的。直訳すると“バカなパパラッチ”とのことですが、中身の方もそんなタイトル通り“PAZZO”な仕上がり(笑)

イントロはボイスパーカッションのようなフレーズ始まりとなかなかに意表を付いてくる作りで、直後に参加してくる複数のコーラスに歓声、サンプリングと開始10秒も経たないうちに相当な賑やかさ。

昔々のサンプリングを思わせるコーラスの叫びを介して始まるリフは、前後のキンキンシンセではなく、自身のLANCELOTO PLAY MY KOTOを延長したような内容。魔のHRG600番台後半の作品とは言え音的にはしっかりしているので無問題、芯の詰まった音色が滑らかに動き回るリフ。
アグレッシヴさを取り入れつつ、どちらかと言うと明るいよりのメロディライン、LANCELOT~好きの方なら問題なく楽しめるはず。

Aメロ以降に関しても同様に明るさ重視の路線となっており、疾走感はさほど感じられないもののコーラスと共に一歩一歩着実に歌い進めていくというスタイル。
正直、Bメロまでは予想の範囲内で「悪くはないけど予想通り」といった具合なのですが、一方サビはこちらの予想以上。

あまり聞き慣れないタイトルコールを筆頭に“エイエイ”“ウォウウォウ”といった歌詞、他にもイントロ同様のコーラス群やバックで暴れるシンセフレーズ等々こちらも賑やか。
また2コーラス目サビ後にはコーラスのみの掛け声パートもあり、盛り上がりに関しては上に挙げた作品以上。

何となくこういったサビ中のフレーズを聞いていると、売れ線狙い、作り手側のあざとさみたいなモノを思い浮かべてしまいますが、ここまで弾けてくれるなら文句ないです。売れ線狙い結構結構(笑)
一度聞いたらなかなか頭から離れない歌詞に明るさ+脳天気な曲調、そしてその流れのまま始まるリフと前後パートの一体感も相当。

素人考えで恐縮ですが、こういう作品をフロアで大音量でかけたら、掛け声系ナンバーとして大盛り上がりするのでは、なんて思ったりも。

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5.SUQ EL KAZOO/ MAD COW B
(???)
一時期に比べ凄くシンプルになったMAD COW。何曲かイレギュラーがありましたが、基本的にはロシアもの担当のこの名義、今回もタイトルからしてその路線…なんですが、実際聞いてみると例のあの路線だったという(笑)

まずオープニングですが、思わず「どこで録音してきたの?」なんて思わず突っ込んでしまうような作りで、喧騒音に壊れたラッパのような音(あれ何て楽器なの?)が絡み、物凄く個性的。あのふざけた音色で一気に作品に引き込まれること請け合い、こういうイントロは好き。

適当に聞き手を巻き込みつつ次に始まるのはリフ。今回のリフは方向性としてはSEF DELUXEやSUPER EUROBEATタイプといえば分かりやすいでしょうか、多少かすれ気味の音色でひたすら畳み掛けてくるパターン。

リフそのものはかなり勢いもあり結構な攻め具合なのですが、ただこちらも似たようなフレーズの繰り返しなので、聞いていて面白いリフかと言うと微妙といった感じ。もちろんSEBが暫くしてから嵌ったように、この曲も何度か聞いているうちに嵌り出すと思うのですが。

そんな評価が分かれそうなリフからするとヴォーカルパートはスキの無い仕上がり。
Aメロは抑揚のない歌い回しで穏やかに展開しつつ、続くBメロでバックトラックともども徐々にギアを上げ、その勢いのままサビへとなだれ込むという正統派な構成。

直後のサビは以前も触れましたが、スカスカフレーズが駆け回るあの路線。ただしSTUKAやSUCK A BAZOOKAなどとはスカスカ部分の譜割りが異なる、またこういった歌詞を用いながらお笑い要素ゼロ、基本アグレッシヴで従来作の焼き増し感、マンネリ感といったものはほとんど感じず。

キャッチーさに富んだタイトルコール部分以外では、多少CARAMBA QUE RUMBAっぽいフレーズも見え隠れし、サビ全体を通して親しみやすい作りに。
力強さも加わって盛り上がりも十二分、サビ締めGET MY HOT GUNのような叩きフレーズも良いアクセントになっているかと。

これでリフにもう少しキャッチーさがあれば。アグレッシヴ好きの方にオススメ。
ちなみにEXTENDED後半には再びあの妙な楽器が登場、また他にも御丁寧にサビ半インストがあったりとツボをしっかり抑えた内容となっております(笑)

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6.MONEY TALK/ REMY PANTHER D
(???)
金の話とは何とも生臭いタイトルですが。このところ配信コンピでよく登場するレミパンさんのブランニューナンバーはこの名義通算9作品目、HRG735 SEX AROUND THE FIREに続く作品。

イントロはベースにこのレーヴェルお馴染みのサンプリングを被せたオーソドックスな作りとなっており、序盤は落ち着いた展開。
駆け上るようなシンセフレーズを踏んでから始まるリフは、以前頂いたコメントにもありましたが、RIDE ON MY SPEEDY CAR/ GARCONを彷彿とさせるメロディライン…なのですが全体的にマイナー志向が強く、突き抜けた感がほとんど感じられないのが難点。音の厚み的には問題はないのですが。

歌い手はおそらくGARCONの人と同じ、曲中通してルーズで狂ったような歌い回しで進行。ただこれまでのレミパン作品同様、硬派な雰囲気は健在、ダラダラしすぎず、締めるところはきっちり締めるという曲運び。

割合つつがなく展開されるヴォーカルパートですが、目立った落ち度はないもののリフから続く地味な感じが拭えずといった格好で、vo.・コーラス・ギターを絡めた存在感のあるバック等々材料は揃っているのに他作品のような力強さはあまり感じられない作りに。

サビでのほとんど“MONEY GO”しちゃっているコールは結構気に入っていますが、それでも硬派な雰囲気が抜けないためか、空耳“確かに~”のような爆発力、キャッチーさは感じられず。
一応は名義コンセプトがあるようなので仕方ないのかも知れませんが、個人的にはもう少しおフザケ要素多めで展開してくれた方が良かったかも。

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7.AMERIGAL/ CINDY A
(???)
このところ登場回数の多いCINDY嬢。MEXICO(HRG555)からRUSSIAN(HRG741)、そしてAMERICA(HRG788)といつかのMOTE MOTE君のように各地を転々としている彼女ですが、今回は前作同様、アメリカが舞台。
タイトルに“GAL”と付くぐらいなので可愛い、ミーハー傾向の強い作品だとばかり思っていたのですが、いざ聞いてみるとそういう作品では無いようで…

タイトルからは想像つかない車SEが登場するイントロで軽く意表を付かれつつ、直後に始まるリフを聞いて更に意表を付かれるという(笑)
使われているシンセはSEBや上のMAD COWのナンバー同様、かすれ気味のシンセなのですが、そこにBOMBA/ FRANZ TORNADOのようなダイナミックさが加わり上記ナンバーとは一線を画した仕上がりに。
単調、地味なんてものはつゆ知らず、どこまでも豪快かつアグレッシヴ。女性楽曲でここまで攻めた作品はかなり珍しいかも。

ヴォーカルパートですが、リフに負けず劣らずど派手というのが本作の特徴。今回はWHEELS OF FIRE/ BLACK EVAタイプの方が務めているのですが(たぶん)、そんな彼女の声を打ち消すがごとく、バックでは強気のベースにギター、各種SEにサンプリング等々登場し、まるでいつかのMAHARAJA MIXを思わせるような賑やかさ。
ヴォーカルもギリギリのところで踏ん張って歌い上げているので、バランスの悪さや変な物足りなさなどは皆無。

流れるようなBメロを踏んでから始まるサビはちょっぴりDELTAのLOVE IS GONNA GET YOU/ CRYSTALっぽさも見え隠れし、派手・アグレッシヴだけでなく程よいキャッチーさまで兼備。タイトルコール+叫び/ Babyという分かりやすい構造もそうしたキャッチーさに貢献、聞いていて気持ちの良い作り。

EXTENDED後半、5分過ぎにはギターパートも登場とまさに至れり尽くせり。
試聴の段階ではパパラッチとスカスカとそれ以外ぐらいの認識だったのですが、油断していた分カウンターパンチを食らっちゃいました(笑)オススメ。

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8.STRIKE ON MY CAR/ GARCON C
(???)
おバカ、真面目、車系統と最近はバランスよく曲を担当しているGARCON名義ですが、今回は分かりやすくタイトル通りの車路線。前作RIDE ON MY SPEEDY CARにも通じる曲名で期待していたのですが。

オープニングはおよそエナアタ男性楽曲のそれとは思えない、哀愁楽曲?なんて思ってしまうような作り。伸ばしたシンセにキラキラしたフレーズと幻想的な雰囲気。
もちろんそのままらしくない方向で展開なんてことはなく、車SEを適当に織り交ぜつつリフへと移行。

曲ごとにシンセを使い分けているエナアタですが、今回はいつものキンキンシンセやかすれシンセではなく、TAKE ME INTO FIRE/ BABY GOLD辺りに通じそうなシンセを使用。派手さには劣りますが、歯切れの良い音色はひたすら耳に心地よく、非常に馴染みやすい仕上がり。

リフ以降の展開ですが昨日のレミパンと同じ方がvo.を担当しており、Aメロからお馴染みふざけた歌い回しを披露、直前まで割と正統派な作りだっただけに結構なギャップ具合。
ただそんな歌い回しとは別に曲の方向性としては真面目路線なので、結果このvo.だけが妙に浮いてしまっているような印象。

またメインのサビも何だかのっぺり、“確かに~”のような切れ味は感じられず、盛り上がりに関しても今ひとつ。景気の良いタイトルに期待して聞いていると肩透かしを食うかも。
MONEY TALK/ REMY PANTHERでも同じようなことを書きましたが、もう少し各パートvo.が活きてくるような、おフザケ要素多めで展開してくれた方が更に良く聞こえたはず。

Bメロ・サビバックでときおり響くぼかしの効いたフレーズの使用は、こういうアグレッシヴな作品では珍しいかも。こういう作風の中でギャップ狙いでいくのも面白いですが、普通に哀愁路線で使用しても活躍しそうな予感。

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9.RUN INTO THE HOT FIGHT/ CIAO CIAO C
(???)
TIMEのPERNICI製作の作品は“FIRE”でしたが、今回はエナアタは“HOT FIGHT”(若干被っているような(笑))古くから活躍するCIAO CIAO名義、カタログで確認してみると結構コンスタントに曲をリリースしており、今回はHRG770 SUMMERTIME BLUESに続くナンバー。

オープニングは聞き覚えのあるような無いようなサンプリングをサラウンドで流しつつ、そこにヴォーカルを適当に配置した作り。LET’S GOサンプリングに続いて始まるリフはかすれ気味のシンセで、ミーハー要素など一切なしのストイックな仕上がり。
かなり攻め攻めなアグレッシヴ路線で、その音色と合わせかなり私好み。

そんな良い感じのリフと比べるとヴォーカルパートは…うーん。
これまた芯のある女性vo.がAメロから力強い歌声を披露、バックでは鋭いシンセが暴れまわり、更には歓声音までインストールされ、厚み・賑やかさに関しては申し分ないのですが、いかんせんキャッチーさに欠けるためか、何度も聞きたくなるような作りとはお世辞にも言えず。
あまりにも一途に攻めすぎて、逆に気後れしてしまうこの感覚はRUSSIAN GANGSTERS/ CINDYを聞いた時のものと似ています。

思い出しましたが、冒頭のLET’S GOサンプリングは昔々のNATURAL GIRL/ BABY GOLDでも使われていましたね。

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10.OVERLOAD/ CY-RO B
(???)
エナアタのA-BEATと同名ナンバーと言えばSUMMERTIMEやSUMMER NIGHT、SHAKE ME UPやOVER THE RAINBOWなどいくつかあるのですが、今回はMATT LANDの特大ヒットナンバーと同名。

タイトル通りエキゾースト音を散りばめたパートに始まり、冒頭からエンジン全開!と思いきやかなり深めのエコーを掛けたvo.を挟み一旦小休止。
そんなパートで油断させつつ直後のリフで驚かすというのが本作のパターンで、上記同名作品に負けず劣らずのかなり攻めた仕上がり。

使われているシンセはおそらくPAGAL辺りと同じ、つんざくような音色でなかなかの存在感。一方メロディラインはほぼ一定、私自身メロディは起伏があった方が良いと思っている人なので「本作のこれは肌(耳)に合わないかも…」などと思っていたのですが、ここまでしつこく同じところを繰り返されると「参りました」といった具合に降参(笑)
リフ前半16拍中12拍分がほぼ同じキー、畳み掛けるような展開で派手さ十二分、アグレッシヴ好きも大満足の仕上がり。

ヴォーカルパートはやや疾走感に劣るAメロや迷走気味なBメロラストなど道中不満が無いという訳ではないのですが、メインのサビは文句なしの出来映え。
MATT LAND同様、タイトルコールは伸ばし気味ながらも微妙に譜割りを変えており、しかもそれを三回も繰り返すという作りでインパクトも相当。ややもすると間延びしてしまいそうな作りではあるのですが、そういったものはほとんど感じられず、キャッチーさ、更には適度なアグレッシヴさも持ち合わせたサビに。

何となく全体的に繰り返しの多い作品ですが(笑)、それが嫌味に聞こえないのが本作のミソ。
迫力のある間奏部分含めてお気に入り。

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11.THE NIGHT OF THUNDER/ LADY ENERGY C
(???)
LADY ENERGYというアーティスト名を見て「お初の名義?」なんて思われてしまいそうですが、実は昔々に使われていた名義。CALL ME MANUELLEやSEX KAMIKAZE GIRLなどたった三曲のみのリリースでしたが、そんな彼女が約600作ぶりに復活。

まるでEDITと思ってしまうようなイントロですが疾走感は十分、その流れに上手いこと乗って始まるリフ。多少細めの音色ながらも終始めまぐるしく動き回り、イントロ同様、スピーディーな仕上がりで、微かな哀愁要素との相性も抜群。

そんな良い感じのリフと比べるとヴォーカルパートは…うーん(デジャヴ!)
AメロBメロと流れが途切れること無くテンポよく突き進んでいく流れは魅力的なのですが、サビ冒頭の妙な明るさに馴染めないと言うか。

性別は違いますがPARAPARA COOLvol.5収録のDANCE AROUND THE WORLD/ P.STONEと同系統の明るさで、リフ~Bメロと微哀愁で展開してきた分、このサビ部分が浮き気味。DANCE~のようにアグレッシヴ寄りで展開していたら、この明るさにも戸惑うこと無く聞き進めることが出来たのかも知れません。
サビに入っても流れ自体は途切れないところは◯。

BメロラストはBURNING IN THE NIGHT/ BETTY BLUEに似てるかも。

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曲ごとにシンセを使い分けているので一概には言えないのですが、ただキンキンシンセ、かすれ気味シンセ使用の曲に関しては、TIME末期のPERNICI作品と同じようにもうその音色だけで惹きつけられると言うか。
もちろんそれ以外のメロディやらvo.パートの内容次第でその曲の評価も変わってくるのですが、まずもってこのシンセと言うだけで+50点!みたいな感じになるので、評価基準も他レーヴェルと比べるとだいぶ変わってくるんですよね。

HRG600番台後半~700番台前半と軽さにメロディマイナー病と不振にあえいできたエナアタですが、最近はそんなこともあったっけ?なんて思わせるぐらいのクオリティ。
活きの良い作品が揃い、またEXTENDEDの面白さにも磨きがかかり、聞きごたえに関してはMACH期と同等もしくはそれ以上。ますます以て今後が楽しみ♪

末期PERNICIは一見さんには区別しづらい、マンネリ量産型楽曲ばかりとなってしまいましたが(それでも好きだったけど)、今のエナアタはいくつか音色を使い分けていますし、その辺りはあまり心配しなくても大丈夫でしょう、たぶん。
個人的にアグレッシヴ作品が続いたので、次辺りドが付くぐらいの哀愁作品を配信してくれると嬉しいですね(笑)
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