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SUPER EUROBEATvol.201レビューまとめ

リンク用まとめ記事です。

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以下あくまでも一リスナーの勝手な感想、本当に興味のある方のみお進み下さい。


1.SUPER EUROBEAT/ DAVE RODGERSfeat.FUTURA (D)
(PASQUINI-MALFERRARI)
BEST2009収録<GRAND MIX>より再掲。
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もう数えるのが面倒なぐらい今年は様々なSUPER EUROBEATがリリースされてきましたが、この年末BESTでやっとこさ真打ち、A-BEATのSEBが登場。こういう企画だと真っ先に収録されそうなイメージがあったので、このタイミングでの収録はかなり意外。

さてこのA-BEATのSEBはどうかと言うと、一言で言えば「うーん」。
上のGGMの作品で散々リフが云々と不満を述べてきましたが、こちらの作品もそれとはまた違う意味で不満を抱いてしまう仕上がり。
こちらはGGMとは対照的にシンセ面ではしっかりとした作りなのですが、ただリフにフレーズを載せるという仕様である為なのかメロディ面はかなり貧弱。SAY YOU’LL BE THERE/ KING&QUEEN辺りを幾分つまらなくしたような内容で、私みたいな一言目にはメロディメロディ言っている人にとってはかなり退屈。
被せてあるDAVEフレーズでカバーし切れているかというとそう言う訳でもなく、何となく漠然としたリフになってしまっているのが残念。

リフいまいちヴォーカルパート良い!というのはすぐ上のGGM楽曲での話でしたが、このSEBでもそれと同じことが言えます(変な所似通ってるんだよな(^^;))
DANCE IN MY TOWNとコーラス配分はだいぶ異なっており、AメロこそFUTURAの存在を確認できるもののそれ以降はほぼ9割方DAVEメイン。

DAVEも低音、高音、エフェクトをかけたセルフコーラスを幾重にも従え、ELDORADOなどで彼の歌声に悩殺されたなら今回も悩殺されるはず(笑)
ユーロに限ってみても色々な歌声の方がいらっしゃいますけど、こうも自身のコーラスだけでここまでのグルーヴ感を生み出す歌い手はそうはいないんじゃないかと。

Let’s Go!の掛け声を踏んで始まるサビは直前パート同様、DAVE声を存分に堪能できる仕上がりで、しっかりとしたバックトラックと合わせかなり厚み、勢いのある作り。
ただし基本的にFIRE DRAGONを踏襲したようなスタイルなので新鮮さはそこそこ。せっかくFUTURAを参加させたのだから、もっと前面で歌わせてFIRE~と差別化を図れば良かったのに。

上の曲(SUPER MEGASTARS)もそしてこの曲も課題はリフ。どちらもヴォーカルパートが素晴らしい&勢いがある楽曲だけに勿体ない限り。
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以前のFIRE DRAGONなどと同じようにイントロ、アレンジなどが変更。
聞き比べてみましたが、今回のver.の方が気持ちイントロの尺が長い、Aメロの抜き、全ヴォーカルパートバックにギターフレーズの追加、ギターソロ、変型パートの追加、EXTENDED構成などが変更されています。

ギターのおかげで全体的に作品の勢いが底上げされており、重厚さに磨きがかかった仕上がり。EXTENDEDパートも3:40~などギター満載でこの手の要素が好きな人には打ってつけ。
以前も言いましたが、こういう異なるver.を作ってくれる現在のA-BEATの姿勢は大歓迎。EXTENDEDの作り自体もだいぶ面白みを増してきたような気がします。

ただし曲そのものの基本的な作り(リフ~サビ)は変わっていないので、本作に対する印象は上に書いたものと変わらず。BURNING LIKE FIREもそうでしたが、どうもそっちじゃないと言うか(何だか漠然とした表現(^^;))

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2.POWER OF MY LOVE/ YO SHINE B
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.SOMENZI)
心機一転のSEBに合わせての新名義…なんですが、物凄く聞き覚えのあるような(笑)
何となくMELISSA WHITEとGGMのMARI-SANを足して割ったような印象を受けますが、実際はどうなんでしょうか。

何だかDancemaniaにこんな曲なかったっけ?と思ってしまうような軽快なピアノ伴奏に始まり、ギターのカッティングを挟んでからリフをスタート。
EASY CRASY LOVE-HANKY PANKYと従来作と作風を変えてきましたが、今回もその流れを汲んだ作りとなっており、だいぶ強めのベースに耳あたりの良いシンセを絡ませたそれは、暫くぶりに聞いた人にしてみれば「これがSCP?」なんて思わず口走ってしまうかも。
アグレッシヴ+爽やかなメロディ、更にNUMBER ONEのような掛け声も加わり、かなり景気の良いリフ。

Aメロ以降もバックに負けじとvo.が新人離れした歌声を披露。メリハリのあるBメロを踏んでからのサビは更に伸びやかさも加わり、リフ以上に爽快感溢れる内容。この個性的なヴォーカル、そして強めベースのおかげで楽曲のバランスはもちろん、厚み、賑やかさにおいても十二分。
変なコミカルさが抜けた分、上に挙げた2曲よりもすんなり耳に馴染む仕上がり。従来のミドルテンポ作品とはまた異なるアプローチなので、新鮮な気持ちで楽しむことが出来るでしょう。

欠点はEXTENDEDがつまらないことでしょうか。
音は変わってもこの辺りの面白みの無さは相変わらずのようで(苦笑)

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3.ROCK BEATIN’ WILD/ FASTWAY D
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.SOMENZI)
LOVE COUNTDOWNが良かっただけに期待していたんです…が、いざ聞いてみればいつものマンネリFASTWAY。やっぱりこの人は良い意味での軽薄さがあった方が良いなんてことを改めて認識。

タイトル通り冒頭からギターが唸る展開、ただしLOOKA BOMBAがどうかなっちゃったようなフレーズの登場に苦笑い。気を取り直して聞き進めてみれば、静かな伴奏でワンクッションおいてからリフがスタート。

THE SNAKE などと同じようなギターで構成されたこのリフ、どうも似たようなところをウロウロしているようなメロディであるせいか頭に残りづらく。ベース音は上の作品と同じように強めのものが配置されているのですが、ただシンセが殆ど使用されていないので、リフの迫力、存在感ともに2曲目に劣ります。

Aメロ以降、枠に収まらないような荒々しいFASTWAYの歌い回しが良いアクセントになっていますが、ただ肝心のサビが冒頭にも書いたようにLOOKA BOMBAをマイナー調にしたような方向なので盛り上がり、キャッチーさにも欠ける印象。
全編通してこの曲ならではといったモノが今ひとつ感じられないのが残念。

せっかくのEXTENDED収録にも4分程度の尺、1コーラス目と2コーラス目でBメロのアプローチを変えたり、ギターソロも盛り込んだりはしているのですが…うーん。

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4.10,000 LOVERS/ MIRKA D
(A.LEONARDI-G.PASQUINI)
GGMなのに6分超え尺、GGMついに始まったな!なんて思っていたらA-BEATの蔵出し楽曲だったというオチ。何故このタイミングでの収録なのかちょっと理解しかねるところではあるのですが。

何だか70分70曲でも始まりそうなフレーズを用いたイントロからNACK AFTER FIVEの呼び込みみたいなサンプリング(分かる人だけ笑って下さい)を挟んでからリフといった流れ。
昔の曲は詳しくないので、例えとして適した曲がなかなか思い浮かばないのですが、ただ第一印象で思い浮かべたのはSEBvol.42収録のCALIFORNIA GIRL/ GO GO GIRLS。

明らかに今のA-BEATやGGMとは異なる独特な音使いが特徴で、リフ全体のインパクトもなかなか。ただメロディそのものはほとんど同じフレーズの繰り返しなので、面白みがあるかと問われれば返答に窮してしまうような作り。

Aメロ以降はリフの雰囲気そのままといった格好で、とにかく明るさ一本勝負。これまた今と違うA.GATTIの弾むような歌い回しとこうした曲調の相性は抜群、今まで全然気が付きませんでしたが、この人も歌い方結構変わったんだなぁなんて思える内容。

とは言えあんまりにも明るい明るいしちゃっている、また曲調の割にキャッチーさも今一歩なので、聞き終えた後も「リフの音使いが独特だった」ぐらいの印象しか残らないんですよね。聞きやすくはあるんですが。

取り立てお蔵入りにするような出来とは思いませんが、かと言って数少ない枠を使って新譜に収録するような作品であるとも思えず。それこそiTuneの企画で配信しても良かったのでは?なんて思ったりも。

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5.NIGHTRAIN/ MANUEL B
(S.OLIVA-A.GATTI-M.CARAMORI)
お久しぶりのMANUELちゃん。ライナーにもあるようにSEB190番台への登場はなく、前作はなんとSEBvol.186収録のADRENALINE以来。貴重なGGMの男性vo.が減ったらますます曲調偏っちゃうなどと勝手に心配していたのですが、未だ健在のようで一安心。

以前も少し触れましたが、MANUELの本名CARAMORI MANUELがクレジットされた本作、それにより作風が変わったかと言うと…あんまり変わらず今まで通りだったと言う(笑)

3曲目のFASTWAYの作品同様、ど頭からギターを存分に使用した作りとなっており、そんな荒々しいパートから雄叫び、そしてベース弱めて吐き捨てるようなvo.のセリフと続き、序盤からかなり忙しい展開。

激しいイントロ直後のリフですが、有無を言わせぬアグレッシヴ路線で方向性としては申し分ないのですが、ただこの曲もSUPER MEGASTARSなどと同じくシンセで損をしていると言うか。ギターで補強されているとは言え、丸みを帯びた音色であるためか若干パンチ力不足の感も。

ヴォーカルパートに関しては非の打ち所が無いといった仕上がりで、Aメロ歌い出しで油断させておきながら徐々に怒気をはらんだ歌声で聞き手を巻き込んで行く展開。
Bメロとサビの間でワンテンポ空くので流れが途切れやしないかと心配になるも、聞き進めてみればそれも杞憂に。

ADRENALINEの時と同じように人間離れした(失礼)歌声がパート内を所狭しと駆け回り、メインvo.にコーラス、更にはギターまでもが幾重にも重なり怒涛の勢いで攻めこんでくるサビ。聞きごたえに関しては十分すぎるほど。凄い迫力。
タイトル通り、ちょっと王道から外したダークな曲調も良いアクセントになっています。

EXTENDED尺が5:40なのも◎(これまでなら4:15で終わってた(笑))
ギターソロがある点も見逃せませんが、やはりそれ以上にポイントなのが各変型パートの歌い回し。彼の歌声を追っているだけでも十分楽しめます。

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6.NEVER ENDING LOVE/ TIPSY&TIPSY 
(M.FARINA-O.PIZZOLI-R.GABRIELLI)
以前の配信レビューより再掲。

前作とはオープニングからして異なり、IT’S MY LIFE/ RADIORAMAと同じようにバックにハンドクラップをサンプリングしつつ、軽妙なピアノ伴奏を織り交ぜた洗練されたイントロ。
直後にはヴォーカルが登場するのですが、前回が哀愁楽曲らしくないボサノバ風のアレンジが施されていたのに対し、今回は声とピアノだけの勝負。余計なものを極力排し、物悲しさが際立つ作り。

イントロでしっかり準備をしてから始まるリフは以前も触れたように全くの別物。一番最初と前回がマイナー調な出だしから徐々に愁色を帯びていくメロディであったのに対し、今回は正統派といった格好。

透明感ある音色を使い、終始高い音域で展開されるメロディは従来と比べさすがに存在感という点では劣りますが、一方でマイナー調が無くなったことでより万人受けしそうな仕上がりに。変に身構えることなく耳に馴染んでくるこのリフは、変化はあれどきちんと哀愁らしさを感じさせてくれる作りなので無問題。

ヴォーカルパートに関してですが、vo.はおそらく前回と同じものを、また曲の構成は3作品全て共通。ちょっと明るい感じすらするAメロから流れるような歌いまわしが印象的なBメロで聞き手を惹き付け、直後のサビでは捻りなしの哀愁で展開。

今でこそ微哀愁楽曲の多いこのレーヴェルですが、昔はこういった結構な哀愁作品も作っていたんですよね。性別は違いますがDEEP INTO YOUR EYES/ DANNY WILDE辺りと並んでこの時期では好きな作品だったりします。

と基本的な構成は同じなのですが、ただバックアレンジその他諸々が微妙に異なります。
例えば前回はAメロ“I need emotion”の後にあった明るめのフレーズが今回は無かったり、Bメロ直前にうねるようなフレーズが加えられたりなどパッと聞いただけでは気がつかないような微妙な変更。

中でも個人的に感心してしまったのがサビバックのアレンジで、今回に限っては中盤・後半部分にシンセ+ピアノのうねるようなフレーズが追加されており、目立たないなりにもサビでの哀愁度に貢献、より立体感のある内容に仕立ててくれているかと。

EXTENDEDの構成自体は、リフのメロディや間奏部分が違ったりするものの基本的にはかなり近い作り。聞き所は2:43辺り、2コーラス目サビ直後の部分で、この部分にのみ従来のメロディ(エフェクト有り)が登場。
こういう制作陣の遊び心含めた微細な変化にも耳を傾けてみると、またこの曲の印象も変わってくるのではないでしょうか。とりあえず聞き比べてみることをオススメします(笑)

何もこの曲に限ったことではないのですが、原曲への思い入れが強ければ強いほどいざリメイクを聞くと「これじゃないロボ…」となってしまいなかなか馴染めないもの(自分はSUPERSONIC FIREがそうでした)
ただ大きな変更点であるリフのメロディも変に主張することなく、また歌部分の世界観を壊すことなくすんなり溶け込んでいるので結構難なく聞ける…ような気がします。結局は人それぞれですけど(笑)
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ライナーで1mmもユロパニ収録について触れられてなくてちょっと悲しかったよ!

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7.YOU ARE MY WONDER/ QUEEN26 B
(MATTEO RIZZI-LUCA TORCHIANI)
QUEEN26名義ではライナーでも挙がっていたUPSIDE DOWNが良い感じ、またRIZZIさん絡みではSTAR HEART/ VICKY VALEやSUNDAY MORNINGなどクオリティの高い作品が続いていたので今回も期待していたのですが、なかなかどうして期待通り。

少しばかり重苦しいイントロを経てからのリフ。期待通りと書いておきながらいきなりこんなことを書くのもアレですが、本作の唯一の欠点はこのリフ。
構成する音はSUNDAY~やTHE CHAMPION/ LUKE辺りと同じ若干ペタ付いたシンセ、もちろんこの音には何ら問題はないのですが、フレーズ、メロディ面にやや難有りといった感じ。
伸ばし気味のフレーズを多く配置してしまったせいか、全体的に間延びしてしまった印象で、SUNDAY MORNINGと同BPM=155であるのにも関わらず疾走感に欠けてしまうのが少々残念。

そんなリフに対してヴォーカルパートはソツの無い仕上がり。
歌声を聞いた瞬間「QUEEN26ってこんな声だったっけ?」なんて思ってしまいましたが、ちょっと物憂げなAメロをはじめ、パートごとに異なる歌い方で聞き手を魅了。

また“Drink me”をきっかけに始まるBメロからの盛り返し具合は見事で、リフでは見られなかった疾走感をまといつつサビまで一気に加速。勢いに乗って繰り出されるサビはvo.の流れるような、切ない歌い回しも手伝ってドラマチックな展開に。
SANDAY~とは真反対の曲調ですが、ヴォーカル・バックが一緒になって魅せてくれるという点においては同様。

唯一リフにだけ不満は残りますが、それ以外に関しては概ね及第点以上。
軽いタッチながらも鋭さを持ったサビの展開がたまりません。

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8.SAY GOODBYE/ MR.MOOG C
(DAVIDE DI MARCANTONIO)
MAGNANIだから“M”OO“G”なんでしょうか(笑)Akyr繋がりかどうかは分かりませんが、あのクセ声ヴォーカルがなんとDIMA MUSIC経由で登場。
これまでのvo.を全面に押し出したアグレッシヴ作品に期待したいところですが、どうも今回はそういう作品では無いようで。

ちょっぴりコミカルさの漂うフレーズで始まる本作、40秒程度のイントロを終えてリフとなるのですが、今回はこのレーヴェルにしては珍しくミドルテンポ路線。
もっともリフを構成するシンセは芯のある音色、合間合間には特有のうねりフレーズも入り交じり、いつものDIMA作品のリフそのままにBPMを落としたような格好。
BPMは146程度なのですが、あまり遅さを感じさせないのが特徴。

リフがいつもとは違う方向で新鮮に感じたのに対し、ヴォーカルパートは無難と言うか安全パイ狙いと言うか。
お馴染みクセ声に軽くエフェクトをかけ、適当に女性コーラスを絡ませつつテンポよく進んで行く展開は聞きやすくはあるのですが、サビが在り来りすぎて頭に残りにくいのが難点。またほぼ一定のバックのせいでAメロからほとんど変わり映えしない、サビでの盛り上がりもほとんど感じられないというのも気になるところ。

決して悪くはないのですが「これ!」といったポイントが無いんですよね。売りであるはずのクセ声も、エフェクトによっていつものような破壊力が削がれちゃってますし。

YOKOやA FLASH IN THE NIGHTとはまた異なる作品の方向性である点は評価しつつも、こと
この曲に限ってはいつもと同じBPM160付近で展開してくれた方が良かったかも。

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9.IN YOUR CAR/ CLAUDIA VIP C
(ACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
カタログNO.HRG816。現在発表されているのが817までなので、それを考えるとかなり録って出しに近い作品(ちなみにエナアタカタログの最終更新日は1月29日)
最後に@社CDに収録されたのはEMvol.8 WHITE IS FOR YOU BLACK IS FOR ME、実は今回SEB初登場だったりします。

ここ最近お馴染みの車系タイトルの本作、CARと付いてるからには車SEの一つや二つ入っているだろう思い聞いてみるも、そういった類のものは一切入っていない作り。
代わりに入っているのがギターで、オープニングから激しく唸りつつ楽曲を盛り上げます。

リフはそんなイントロそのままの雰囲気、このところ愛用のキンキンシンセでけたたましく展開。こういう音色の作品が増えてきたので新鮮さには欠けるかな なんて一瞬思ったのですが、中盤の予想だにしないフレーズを聞いた瞬間それも一転。
このグングン上がっていくキーフレーズが良いアクセント、初めて聞いた時分には「お、おお?!」なんて意表を付かれるはず(笑)

リフが終わってからの内容ですが、“Saturday night”なんて思わずニヤリとしてしまうようなAメロ歌い出しと序盤は好調、ただし中盤以降は失速気味。
リフ~Aメロと良い感じに走ってきたのに、Bメロに入るとよっこらしょといった具合に一休み。サビもその流れを受け継ぎ、落ち着いてしまい前半の疾走感がほとんど感じられず。

ライナーにもあるように“派手過ぎず、程よく抑えられたところが逆に聴き易さを引き出している”のですが、個人的にはリフ同様、レッドゾーン突入で暴れて欲しかったところ。

サビ前の独特なタメ、サビ中バックのギター・けたたましいシンセ、相変わらず6分に迫るほどの長めのEXTENDED尺は◎。

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10.WONDERLOVER/ K.DELEO A
(DEGANI-DALL’ORA)
まずはその名前(笑)TIME期の名義は軒並み使用不可なのでしょうか、これまでの“DE LEO”にKを付けただけと言う突っ込みどころ満載なネーミング。
加えてサウンドの方も名義同様に突っ込みどころ満載。

ハイハットを踏んで始まるイントロはピアノをふんだんに用いた作りでピアノ好きには堪らない…のですが、何だか聞き覚えのあるメロディ。爽やかなんだけどどこか不思議なこの感じ、おそらく元となったのはGOOD TIME/ BETTY BLUE。
実際聞き比べてみるとそこまで似てると言うわけではないのですが、雰囲気はかなり似ているかと。
イントロに登場するエフェクトも同じくVIBをパクった参考にしたBUTTERFLY-DON’T YOU BREAK MY HEART TONIGHT/ DE LEOの時と同様ですし、その辺り結構意識しているような気がします(笑)

曲の方ですが路線はとにかく爽やか。唯一リフのシンセが濁り気味、全体として少しばかり雑然としてしまっているのが引っかかりますが、やたら強めのベース、そしてこの曲調が何とかカバー。勢いに関しては十分すぎるほど。

ヴォーカルパートは名義は変われどいつものしゃがれvo.がAメロからぐいぐい歌い進めるといった内容。バックと合わせメリハリの良い展開が魅力、特にBメロではメイン→コーラスの順での掛け合いも収録。
いつもはあくまでもメインを後ろから支えるだけのコーラスが前面に出て歌うというのは、このレーヴェルにしてはかなり珍しいような。

目まぐるしいBメロ後のサビはこれまでのパート以上に爽やか、特にヴォーカルとトラックの一体感は凄まじく、かなりの迫力を以て聞き手の耳に押し寄せてきます。
どうしても微哀愁、アグレッシヴといった曲調のイメージが強い彼ですが、こういった曲調でも無問題、DON’T YOU~が好きだった方なら同様に楽しめるでしょう。

本作を聞いているうちにちょっと思ったのですが、こういった曲調の作品ってちょうど100作前にもありましたよね、ONE DAY/ SILVERとかIMAGINATION/ TIME FORCEとか。何だかその辺も意識しつつの曲作りだったりして(笑)
(次はHIGH SATISFACTIONみたいなヤツお願いします!)

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11.LIVE IT UP!/ NATHALIE A
(A.LEONARDI)
でMANUEL以上に久々なのがNATHALIE嬢。この名義ではDELTAのLOVE IN THE FORTHCOMING CENTURY(vo.違う?)以来の登場、他の名義時含め彼女の澄んだ歌声が大好きだったので今回の復活は嬉しい限り。

これまでヴォーカルをメインに据えた作品が多かったので、今回もそういったパターンで割と聞かせてくれる作品なのかしらなんて予想していたのですが…いざ聞いてみると初っ端からそうした予想とは真反対の内容で驚かされます(笑)

イントロは重苦しさを伴ったギターにエフェクトがけvo.、更には180番台辺りのA-BEATの作品にもあったようなアラビアンなフレーズも加わり、冒頭からとにかく賑やか。

ギターから助走を付けて始まるリフは、ライナーでも少し触れられていますが、おそらくMUSIC FOR HIRE/ D.ESSEX辺りと近しい音色。D.ESSEXのそれが軽さが気になる、ちょっと危険な音色だったので本作は果たして大丈夫なのかしらと心配したものですが、実際聞いてみればそんな心配どこへやら。

ちょっと丸みを帯びたシンセが弾むように動き回り躍動感、疾走感溢れる仕上がり。軽くエコーを掛けたおかげで淡白にならず、高めのBPM、中盤の連打フレーズにユーロではちょっと珍しい締めの収束フレーズなど盛りだくさんの内容でアグレッシヴさにおいても十分すぎるほど。

ヴォーカルパートですが、HEARTBEATと言うよりはTHE WAY YOU LOVE MEやSOMETHING IN THE NIGHT寄りの跳ねるような歌い回しなのが特徴。ただし今回は派手目なバックのおかげで一気にアグレッシヴさが増加、落ち着くなんてことを知らない作りで、またこの激しさに飲み込まれること無くしっかり主張してくるvo.も好印象。サビ前ギタータメも良いアクセントに。

その勢いはサビに入っても途切れること無く、短めのタイトルコールの連呼と分かりやすさも兼備。上のK.DELEOのナンバーもそうでしたが、一体感、グルーブ感は相当、このvo.・トラックが大挙して押し寄せてくる作りに完全K.O.。
どちらかと言うとこれまでのSSの女性楽曲と言うと明るい、朗らか傾向の作品が多かったので今回もそういう路線の作品だとばかり思っていましたが…見事なまでにカウンターを食らった格好(笑)

長めのギターソロのタイミングも絶妙、良い具合に作品を勢いづけているかと。
(PILOT IS THE HEROもそうですが、SSのギターソロのノリが大好き)

ライナーでは他レーヴェルからのリリースについて少し触れられてましたが、個人的にはTIME(EUROGROOVE)でもまた歌って欲しいですねーTIME期の名義が使えないのならN.MARYANNとかSUSAN KEYN.とかで

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12.WHEN THE SUN GOES DOWN/ KEN BLAST A
(TRAVIS STABBINS-VINCENT DEGIORGIO)
最後を飾るのはDELTAなんですが、見慣れない名義に見慣れない作家陣。クレジットの二人のうちVINCENT DEGIORGIOさんはSUPER EURO FREAKvol.2収録のWHEN I'M CLOSE TO YOUやTHIS COULD BE LOVEなどでも名を連ねてましたが、TRAVISさんについては分からずじまい。

そんな色々とらしくない感じする本作ですが、曲の方もいつものDELTAとはまた一味違う作り。随分とユーロビートらしくないゆったりとしたリズムのイントロに始まり、こちら側に「うん?」なんて思わせたのも束の間、「ダンダダダンダダ…」なんてインパクトのあるフレーズを以て一気に加速。

哀愁風味のイントロの直後に来るリフは上にも書いたようにDELTAらしくはなく、そのちょっとキンキンした感じや、上に挙げた2曲がAkyrのGILARDIさん絡みだったことを考えると本作もそっち経由なのかも知れません。
厚みのあるシンセに、メロディは前半いかにも正統派然りとした作りでキャッチーさを持たせつつ、中盤後半でちょっと変態的に落とすという作りでなかなかのインパクト。
昔々のTIMEとDELTAのTONIGHT×2を足して割った後にBPMを引き上げたような内容、全編キレのある仕上がり。

Aメロ以降は聞き覚えのあるような無いような男性vo.が哀愁を滲ませながら歌い進めるといったもので、以前頂いたコメントにもありましたがSTAY THE NIGHT/ DAVE RODGERS、そしてエナアタのRICK CASTLE辺りの作品を混ぜたような格好。
バックがしっかりしているおかげで適度な賑やかさを維持、またサビ終わりの「ダンダダ…」フレーズなどもあってリフ同様にメリハリがあります。

決して斬新な手法と言う訳ではないのですが、“有りそうで無かった”タイプの作品なので、結構新鮮な気持ちで楽しめます。中盤の踊るようなピアノパートももちろん◎!

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13.CLIMBER’S HIGH/ GIRL NEXT DOOR
(Written by 千紗 and Kenn Kato/ Composed by 鈴木大輔)
原曲を聞いたことが無いのでレビューも書きようが無かったりするのですが。アレンジに目を向けてみるといかにもDIMAらしいリフ、バックでうねるフレーズ、スピード感のある展開など、細かいところまで手の行き届いた作りで聞き所はたくさん。
ただサビはもう4拍ぐらい踏んでからにして欲しかったかも(笑)
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14.WILD REPUTATION/ DAVE RODGERS
(G.PASQUINI-M.GULINELLI)
こんなことを書くとDAVEファンに怒られちゃうかも知れませんが、あんまりこの曲好きじゃなかったんですよね。私は楽曲にまず求めるのは一にも二にもメロディ!という人間なので、そういった要素がほとんど無いこの作品は聞いていて退屈と言うか。
もちろんそう思っていたのはこのジャンルを聞き始めた頃のことなので、今ではだいぶ改善されているのですが。

で今回のアレンジですが<ROCK MIX>というver.名やライナーのロックアルバム収録予定だったという紹介文にもあるように徹底したロック路線。
シンセはほぼギターへと変更され、ユーロらしさは限りなくゼロ。ただメロディ要素を極力排した代わりにそのギターによる激しさ、荒々しさが加味され、またシンプルなバックトラックによって一層DAVEの歌声が際立ち、原曲とはその印象も随分と異なります。
個人的にちょっとサラウンド、頭の中をぐるぐる回るギターソロ部分がお気に入り(笑)

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とこんな感じでSEBvol.201。
アグレッシヴから哀愁、爽やか、他にもリメイク、別ver.、ミドルテンポ等々、バラエティに富んだ選曲、さすが充電期間設けただけあって良曲揃い。
もっとも聞いていて「原点回帰」だとか「心機一転」といったモノはあまり感じられず、良くも悪くもいつも通りのような気もしますが(笑)まぁとにかくSEBvol.196までのようなEXTENDED収録に戻って一安心(改めてSEBvol.197~199とは何だったのか)

良作揃いの中で特にお気に入りはNATHALIE、K.DELEO、KEN BRASTのラスト三曲。次点でMANUEL、QUEEN26、TIPSY&TIPSY辺りが良い感じ。
それ以外の作品含め今回は個性的な作品が多く、そういう点においても面白いアルバムでした。

J枠、BONUS枠については特に何とも。これまでのミニNON-STOP分がその2曲に充てられたぐらいの感じで捉えているので、“購買層が増える・出来がいい→万々歳/ そうでもなかった→そんなもんだよね”といった具合にリャンメン待ち。
とりあえずイタリア12曲、EXTENDED収録さえ守ってくれれば文句ないです。

今回唯一不満があるとしたらA-BEATでしょうか。そっちじゃないと言いつつも音的には面白くなってきていますし、やっぱり一曲でも良いから純粋な新曲を入れて欲しかったところです。
来月のvol.202に期待
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