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SUPER EUROBEATvol.202レビュー③

「20どころか30も過ぎた女性に向かって“女子”と言うのはオカシイ!」ってNHKの番組で言語学者のオッちゃんが息巻いてたけど、実に全くその通りだと思う、うん(〇〇系男子にも言えることでしょうけど)

AVCD-10202_20100406235513.jpg

などとテレビの前で相槌を打ちつつ昨日の続き。
今日はtr.9~12の評価有りレビュー(+ラスト2曲)、以下本当に興味のある方のみお進み下さい。
クレジットの記載ミス修正いたしました(ツッコミありがとうございました♪)


9.PLAYBOY/ APPLE B
(DALL’ORA-DEGANI)
このレーヴェルは一体どういうコンセプトで名義を付けているのか一度問うてみたい、そんなことを思ってしまうAPPLEのセカンド(単純にリンゴが好きだからなんて理由だったらどうしよう(笑))

タイトルからも分かるようにデビュー作HEY BOYの正統進化、アンサーソングといった内容で、もういっそのことHEY~のレビューを再掲してもバレないんじゃないかなんて思いましたが(まさか)前作と多くの共通点を持ちつつもそこは親父、これまたウマーく差別化を図っています。

抑えた感じのするイントロで開始20秒ほどは幾分 地味な雰囲気ですが、vo.が本格的に参加してくる辺りから一気に華やかな雰囲気へと変化。その勢いを駆ってフライング気味に始まるリフは、前作とは異なる細かく刻んだシンセで構成され2曲目READY FOREVERとはまた違った意味で“らしくない”仕上がり。

この音の変更が果たして吉と出るか凶と出るか一瞬不安に思うも、聞いた直後には大吉を確信出来る出来映え(笑)その音色で VIBっぽさを醸し出しつつも所々にこれまでのTIMEらしさも見え隠れ、またフレーズはさながら跳ね馬のように全編動き回り、どこまでも突き抜けていくような爽やかなメロディとの相性も抜群。
以前が少しのっぺりした感じのリフだったのに対し、今回は有無を言わさぬアグレッシヴスタイル。

ヴォーカルパートに関しても少し加工したような女性vo.がリフからの流れそのままにテンポよく歌い進め、「あれっこの展開ってあの曲に似…」などと考えさせる前にさっさと次パートへと移行していくので、二番煎じ感は意外にも低め。

イントロ→リフ→Aメロ・Bメロとパートを追うごとに勢いを増していき、このままサビまでブッチ切り!100点満点!
…と行きたいところなのですが、その流れをぶった切ってしまっているのがサビ前のフレーズ。せっかくこれまで各パート一緒になって流れを作ってきたのに、それをなかった事にしてしまうのが勿体無い限り。
続くサビの出来が素晴らしかっただけに余計にこの区切りが気になってしまいます。

ただ逆を言えばそれ以外は申し分ない出来で、歌詞は似ているもののHEY BOYとは違うキーから入ってくるサビは上にも書いたようにきちんと差別化が図られ、気持ち疾走感もプラス。前作が好きだった方なら問題なく楽しめるでしょう。

どうもこのSEBvol.202は色々なスタイルの作品が収録されているせいか「ユーロビートってどんなモノだっけ?」なんて思ってしまうことが多いのですが、そんな中で本作はそんなこと一切思わせない
「そうそう、これがユーロビート」なんて素直に思える作品。
この音使いのまま次回はもう少し冒険してくれると個人的には嬉しいのですが(笑)今後に期待。



10.NEW TECHNOLOGICAL WORLD/ F.C.F. C
(M.FARINA-G.CRIVELLENTE-F.SERRA)
昨日も触れたSANDAYもそうですが、最近の3Bは昔々の作品ではなくかなり新しめの作品のリメイクが多く、本作も元はARD1362  TECHNOLOGICAL WORLDとリメイクまでのスパンはかなり短め。
この辺り版権的なホニャララがあってそれを××するために、あくまでも別物ですという体をとっているなんて思えてしまうのですが実際はどうなんでせうか。

曲の方はオープニングから異なる展開となっており、以前の手拍子に加えIVANHOE/ ALPHATOWN辺りにも通じそうな哀愁フレーズ、歌詞も登場。また36秒付近には新たにピアノ伴奏も加わり、ますますらしくない展開に。
続くリフは8割方前作通りの作り。合間合間にvo.が介入するも同じフレーズの繰り返し×2なので、力強さはあるものの単調さは変わらず。前作と比べシンセの高低差が無くなってしまった点も×。

ヴォーカルパートに関しては違いを見つけるのが難しいほど前作そのままで、ちょっとSHANGHAIっぽさのするAメロからBメロ無しに始まるサビの唐突感も健在。
このドスの効いたAメロの歌いまわし、一度聞いたら病みつきになるサビでの抜きなど、なかなかツボを抑えた私好みの内容なのですが、ただやっぱりBメロが無い分いくらかの消化不良感が。

ちなみにEXTENDEDの展開はどちらも一緒で尺もほぼ同じ。2コーラス目以降の変型パートのアレンジなど異なる点も幾つかありますが、その差もよく聞き比べてやっと分かるぐらいといった程度。
せっかく手直しするんだったら、それこそNEVER ENDING LOVEやSANDYぐらい大胆に変更しても良かったのでは?なんて思ったりも。



11.I WANNA RUN TO YOU/ MICKEY B. B
(ALKOGAN-M.CAPURRO)
M.CAPURRO=ミッキーさんで良かったんでしたっけ?久々登場の前回A NEVER ENDING NIGHTでは見慣れない人達3人+彼女での制作でしたが、今回はそのうちのALKOGANとペアを組んでの制作。

前回は悲壮感から高揚感へと変化していくイントロでしたが、今回はピアノを交えつつ最初から明るい雰囲気。まさかこのまま平和路線に行くんじゃなどとネガティブな展開を予想してしまうも、そんなことは無くギターを織り込みつつ、あくまでも明るい曲調での進行。
個人的にイントロも26秒辺りから「さぁリフ!」と思わせながらもうワンクッション置くところがお気に入り(A-BEATらしくなくて)

イントロの流れそのままに始まるリフは使われているシンセが粗くちょっと危険な感じもしますが、昔々のLOLITAやKAREN辺りの作品が脳裏をよぎるメロディラインがそれを程よくカバーしているので差し引きゼロに。その粗さもリフの迫力に貢献していると思えば。

リフ以降に関しては相変わらず存在感のある歌声がパート中を闊歩するといった作りで、リズミカルなバックと合わせ聞いていて気持ちの良い仕上がり。
従来パートから弾みをつけ展開するサビは彼女の歌声が広がり、少し押さえ気味だった前作と比べると勢い、派手さもアップ。メイン以外に複数のセルフコーラスを配置したおかげでより奥行きが増した点も◯。

気になるところと言えばBメロラストが寂しい、またサビの盛り上がりももう一声欲しいといったところでしょうか。彼女ならもっと上を目指せる!なんて思ってしまったり(笑)
リリースペースは遅くとも腰を据えて更なるクオリティアップに努めて頂きたいところ。こちらも今後に期待。



12.ALL AROUND THE WORLD/ DAVE RODGERS E
(G.PASQUINI-F.RIZZOLO)
2006年発売の自身のロックアルバム収録のナンバーを大胆にもEURO MIXとしてアレンジ!と前回のWILD REPUTATIONとは逆方向での曲の持っていき方で、なかなか斬新な切り口だなぁなどと思っていたのですが。。。

初めて聞いた時分に頭の上に?が浮かび、「いやいやそんなことは…」と言いながらもう一度聞き直してみると更にもう一個?が浮かび、困惑しながら再び聞いてみて…三度聞いて得た結論は
「ナンダカヨクワカラナイ」という情けないモノに。

何だか気の抜けたようなリフらしきものに、妙に明るいメロディ、よく分からない曲構成にマイアヒがどうかしちゃったかのようなDAVEの歌い回し。
どうにも釈然としないものが集まり、何度聞いても「この曲は一体何がしたかったんだろう」などと思ってしまう内容。

EUROはかくあるべきなんて決まり事は有りませんが、ただ個人的にはこれをユーロとは思いたくないですし、こんな曲を収録するぐらいなら純粋な新曲もしくはSINCLAIREに枠譲れよなんて思ってしまうわけで。
特に誉めるべき点も見当たらず。イマイチ。

と言うかこういう曲って14枠扱いじゃないんでしょうか?(もし14曲目収録だったら「こんなアレンジもあるんだ」ぐらいで済んだと思うのですが)



13.HIDE&SEEK/ AAA
(WORDS:松井五郎/ rap lyrics:日高光啓/ music:五十嵐充/ arrangement:tasuku)
※太字部分が修正箇所。失礼いたしました。

SEBvol.200のDISC-2で聞いたことが有りますが、きちんとした形で聞くのは今回が初めて。もっとも元になった原曲を聞いたことが無いので、イマイチどの辺りがREVAMPされたのか分からなかったりするのですが(^^;)

リフに関しては通常のSCP楽曲では聞くことの出来ない音使いで、やや人を選びそうな作り。COOLOVER以上に攻撃的な音色なので、何度も聞きたくなるようなリフと言うわけにはいかず。
全体に配置されたかなり強めのキックやサビ後のフレーズなど、ライナーにもあるようにユーロビートと言うよりはトランスに近いアレンジなのでこの辺りでも好みが分かれそう。個人的にはもっとユーロっぽい味付けの方が良かったかも。
あと通り一辺倒のGO2のサンプリングの仕方にはもう少し工夫が欲しかったところ。この辺りEXTENDEDがつまらないSCPらしいと言えばらしいのですが(苦笑)
------------------------------------------------------

14.DON’T TURN IT OFF/ GO2
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.ZANINI-E.SOMENZI)
前回のWILD REPUTATIONに続いて今回は比較的新しいSCPのこの曲のロックアレンジ。もとよりロック色の強い作品だったせいか、今回のver.も割とすんなり聞き込める仕上がりに。
原曲のイントロを引き伸ばしただけのような気もしなくはないですが(笑)、ギター純度120%のリフで畳み掛け、ヴォーカルパートには乾いたドラムが新たに加わりより新鮮な気持ちで楽しむことができます。
唯一、バックのせいで寂しくなってしまったサビ直前部分が残念ですが、基本的には原曲が好きだった方なら何ら問題なく堪能できるアレンジに仕上がっているかと。
3分前後のお約束のアノ手法も◎(笑)



そんなこんなでSEBvol.202。
上でも少し触れましたが、このアルバムは色々な路線の作品が多く、それぞれが自分の好みだったりそうじゃなかったり。下のコメントを書いている時にも思いましたが、今回はいつも以上に各人で好きな曲、そうでない曲が違ってきたのではないでしょうか。

ただそうした路線の好みを差し引いても、全体的に少し落ち着いてしまっているというのが率直に思うところで、充電期間を経て2発目なのに早くも失速気味なのがちょっと気がかり。
「リリースお休みしていた分、良曲たくさん、これもA!あれもA!うひょひょー!」なんて事前に思ってしまったがために余計にそう思ってしまうんでしょうけど。

次こそアタリ曲ばかりで狂喜乱舞しちゃうようなアルバムを希望。
(あとDAVEの新曲が聞きたいです(切実))
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No title

SCPは最近どうもテクノ寄りな楽曲がおおい気もしますね。
今回のHANKY PANKYも音がそうですし、
AAAのやつもどちらかというとテクパラに収録されてそうな感じですし…
嫌いじゃないんですけどんーって感じもしますねー。

Daveの楽曲はなんだか元の楽曲が
ユーロリミックスに不向きな楽曲だったようなきもします
まぁリミックスという時点で不安があったにはあったのですが・・・

そういえば最近Ace WarriorやKerry T.みなくなりましたねー。
まとめて連続だし→休止の繰り返しよりも
もうすこし継続的に出してくれた方が個人的には嬉しいですが…。
忙しいのでしょうね~。

No title

こんばんは、バスターエンドランこと管理人です。

>SCP
最初はこの音に変わり、厚みも増して迫力も増して万々歳!とか思っていたのですが、どうも自分の趣味からどんどんズレていっているような気が。
このベース、キックのせいで疾走感がほとんど感じられなくなってしまったのが残念です。

…このレーヴェルは、FASTWAY・GO2・PAMSYなどもそうでしたが、一度この路線!となると暫くはそれが続くので、次以降もこのパターンで来そうですね。
いや新しいことを色々やるのはいいのですが、もう少しバランスよくやって欲しいんですけどねー(笑)

>DAVE
SEB別ver.、ロックver.、ユーロアレンジと続くと、実はストックないんじゃないの?なんて邪推しちゃいます…新曲が聞きたい(苦笑)

>A-BEATの人達
GGM分裂、クレジット名義の変更など色々ありましたが、従来メンバーがどれぐらい残っているのか気になるところです。
パッと思いつくのは今回のミッキーさん、DAVE、POWERFUL T.ぐらい…?NORMAさんやNUAGEさんはよく分からないですし。

仰ってらっしゃる二人もそうですし、個人的にSEBvol.188収録GO GO CHAMPIONで復活したDJ NRGがその後何の音沙汰もないのが気になって仕方ないです(^^;)
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旧HDDの発掘作業完了(たぶん)ついでに音源整理も。

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