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SUPER EUROBEATvol.202レビューまとめ

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以下あくまでも一リスナーの勝手な感想、本当に興味のある方のみお進み下さい。


1.COOLOVER/ IRENE C
(C.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.SOMENZI)
SEBvol.192収録FOOD FIGHTER以来の登場となるIRENE。
自分の中ではBLAST!のROMIと対をなすような位置づけで、過去のLET’S FLY TOGETHERやLOVE IS THE NAME OF LOVEのような鋭い微哀愁路線を期待していたのですが…いざ聞いてみると前回POWER OF MY LOVE同様のミドル路線。

イントロはそのPOWER~からピアノを抜き取りメロディ要素は薄くなりましたが、複数のSEやエフェクトのおかげで力強さに秀でた作りとなっており、これはこれで◯。

そんな迫力のあるイントロに続けとばかりに始まるリフは、確かに直前までと同様のノリで勢いもあるのですが、ただいかんせんメロディが前衛的すぎて聞いていると気後れ、気疲れしてしまうといった印象。
前回のようにキャッチーさがないために万人受けするとはお世辞にも言えず、かと言ってこの150を優に切るBPMではアグレッシヴ好き対応とも言い切れないですし。

ヴォーカルパートに関してですが、今ひとつ方向性の見えないAメロはパッとしないもののBメロからの盛り返し具合はさすがといったところで、そのBメロで過去作品をチラつかせながら徐々にアグレッシヴから爽やか、ポップへとシフトしていきサビで大団円を迎えるといった構成。
サビもLOLITAに迫るほどの高音域勝負のヴォーカルが響きわたり、格好良さもアピールしつつ、一方でリフとは対照的に随分と親しみやすさを盛り込んだ内容。

この親しみやすさがリフにあれば印象も変わったんでしょうけど。
以前のULTRA MI-HA DELUXEの時も思いましたけど、こういったタイアップ楽曲ってもっとキャッチーさを重視した曲調の方が受けが良いと思うのですが(^^;)



2.READY FOREVER/ CHRIS STANTON AAA
(L.DEGANI-S.DALL’ORA)
デビュー作LOVE IS FREEDOMではポップさを、TAKE A FRAMEではPHIL&LINDA顔負けのオシャレなミドルテンポを、そうかと思えばSATURDAY TIMEなどでは一転アグレッシヴ路線だったりとなかなか芸達者なこの名義。
今回はどんなパターンで来るかと思い聞いてみれば、アグレッシヴ路線での勝負!しかもかなり攻めた&熱い展開でニヤニヤが止まらない(きめぇ)

エフェクト語りから入るイントロはそれ以外にも吐き捨てるような男声に唸るようなギター、躍動感溢れるベースにサンプリングと様々な要素が詰め込まれ、約50秒間、こちら側の期待を着実に高めていく展開。
珍しく女性声を介してから始まるリフは昨日の記事でも少し触れましたが、TIMEらしくない作りとなっており、所狭しと動き回る刻んだフレーズに腹に響いてくるようなダークなメロディラインとアグレッシヴ好きには堪らない展開!新たな方向性を見出したTIMEに乾杯!

…なんて思わず書いちゃいましたけど、よくよく聞いてみるとアノ曲に似ているんですよね、YOUR LOVE IS LIKE MEDECINE/ MEGA NRG MANに(笑)
リフ直前の女性コーラスも心なしか上記のDOMINOコーラスを意識しているような…実際にこの曲をモチーフにしたかどうかは分かりませんが、いつも通り上手い具合に親父味付けがなされているので完全劣化アレンジなんてことは微塵も感じず。

こちらも1曲目同様、Aメロで若干つまずき気味なのが玉に瑕ですが、それ以降の展開はそれを帳消しにした上にお釣りが返ってくる程の出来映え。
Bメロからはメリハリをつけつつ、また相変わらずDOMINOっぽさを織り込みつつ再加速。フルスロットルのまま突っ込んで始まるサビはRADIO TOKYO/ MR.Mがチラつくタイトルコールを軸にトゲトゲしい歌声がダイナミックに歌いこなしていくといった内容で、その破壊力はリフ以上。
Ready、forever、action、crazyといった日本人にも馴染みのあるフレーズで固めてあるというのもこの曲に惹かれる理由の一つなのかも。

最近こういったアグレッシヴな曲調に飢えていたので、本作のような攻め攻め作品はありがたい限り。
自分の中の単曲REMIX製作魂は風前の灯火なんですが、今回は久しぶりに一つ作ってみようと思います(宮城県の人を巻き込んで(笑))



3.DREAMLOVER/ PAUL HARRIS C
(L.TORCHIANI-C.MORONI)
配信とあわせSEB170番代以降、登場回数の多い(気がする)この名義。
以前にBLAST!のROSEMARYが同名ナンバーをリリースしましたが、そちらが尖ったシンセを軸にした哀愁楽曲だったのに対し、本作はそれとは違った曲調を展開。

左右に散らしたヴォーカル、更に叫びを交えたイントロは全体的にくぐもったエフェクトが掛けておりタイトル通り幻想的な雰囲気。
そんな静けさを打ち破るがごとく始まるリフは、ここ最近のDELTAとはまた違ったシンセでの進行で、これまでのややかすれ気味の音色と比べると派手さも厚みも増し聞きごたえもアップ。ただ肝心のメロディラインが今ひとつ攻め切れておらず、せっかくのこのシンセも上手く活かせずといった格好。

またそのヴォーカルパートもリフと同じく煮え切らなさが残る内容となってしまっており、サビまで聞き終えても何だか釈然としない内容。グイグイと引っ張ていくベースにそれに上手い具合に乗って歌いこなすvo.と材料は揃っているのですが…やはりサビまでの道中が平坦、そのサビもキャッチーさ爆発力に欠けるためそう感じてしまうのかも。
バックトラックだけでなく曲調にももう少しメリハリが欲しかったところ。



4.HANKY PANKY/ BUBBLES C
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-A.MILANI-E.SOMENZI)
以前のD-1 DREAM PROJECTのレビューを再掲。
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タイトル的にこの後に収録されたKOOKY SPOOKY/ SCREAM TEAMとセットな感じですが、ただ中身の方は全く異なる作りとなっており、同名義EASY CRAZY LOVEの延長線上のような仕上がり。

2009BESTではEASY~が何だかSEBっぽくないような云々と書きましたが、この曲もその曲ほどでないにしろ「何か違う…」というか。リフもあってAメロ、Bメロ、サビと一通り揃っており一般的なユーロの構成と何ら遜色ない作りではあるのですが。

どうも前置きばかり長くなってしまいましたが、ヴォーカルパートは前作同様、ダミ声と能天気な女性vo.との掛け合いメイン、そしてそれを幼いコーラスが追いかけるといったモノとなっており、おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさは健在。

ただし前以上にラップパートが多く音程が一定であるため、そこのところが普段ユーロしか聞かない人からすると物足りなく感じたり、もしくは上に書いたように「何か違う…」と感じてしまうかも。
ただ一方で逆にこの手のパターンを新鮮、斬新、凄く良い!と感じる人もいるでしょうし、この辺りは各々でその印象も全く異なるでしょう(何だか煮え切らないレビュー(苦笑))
個人的にはサビでのラップ部分にもう少し起伏を付けて欲しかった&ヴォーカルパート全般の変わり映えしないバックトラックをもう少しどうにかして欲しかったところ。

そんなヴォーカルパートとは対照的にリフはかなりユーロビート仕様。LOVE COUNTDOWNで何か得るものがあったのでしょうか、強めのベースも相まって以前の吹けば飛んでしまうような張りぼてリフは鳴りを潜め、しっかりしたシンセを軸にミーハーかつアグレッシヴな仕上がりに。
何度も聞きたくなるという点ではEBF期の作品に通じるものがあります。

そのリフの分だけ前作よりは馴染みやすいかと。初期QUEEN26やPAMSY、BECAUSE I NEED U/ RENOIRなどのようにこれもユーロの在り方の一つと捉えればあるいは。
(そう言いつつ、もっと普通の楽曲を作って欲しいというのが本音だったり>保守的なもので(^^;))

それにしてもBメロ冒頭の空耳「ありがとう」は誰の入れ知恵なんでしょうか。どうも一時期SCPに在籍したあの人の影がチラつきますが(笑)





5.GO SHINKANSEN!/ CHERRY&LUKE B
(MATTEO RIZZI-CLARA MORONI)
タイトルからして気になっていたナンバーがついに登場。
これまで日本をテーマにした作品は片手じゃ到底数えきれないほどリリースされてきましたが、今回のテーマは意表をついて新幹線。今や海外にも輸出されているという新幹線をタイトルに冠した本作、当然、疾走感溢れる曲調を期待してしまうわけで。

で早速聞いてみましたが、まずはそのイントロで吹く(笑)
ライナーでも少し触れられてましたが「間もなく一番乗り場に新幹線999系電車が…」とまさかの日本語のアナウンス始まり。この辺りかつてのGOODBYE JAPAN/ NMSを彷彿とさせますが、一体誰がアナウンスしてるんでしょうか?

そんな笑いをとるイントロからするとリフは至って真面目、やや爆発力に欠けるので少々物足りなさを覚えますが、他レーヴェルの作品が脳裏をよぎる掴み4拍の伸ばし気味のフレーズや所々に震わせたフレーズを盛り込んだりと聞き所は抑えた作り。

この二人の組み合わせは今回が初めてですが、どちらかと言うとMORONIメイン・LUKEは半コーラスでサポートと言ったところでしょうか、初っ端MORONIのソロ始まりだったりAメロで登場する彼女の掛け声などもそう感じる一因なんでしょうけど。
もう少しLUKEの配分多くても良かったんじゃ…なんて思いますが、テンポが良いのでそれもすぐに気にならなくなりそうな予感。

でサビなんですが、ここをどう評価するか今非常に迷っていると言うか。
メインのタイトルコール“新幹線”は語呂も良いとは言えず、最初に聞いたときは曲の流れを阻害しているなんて思ったのですが、聞き続けているうちに段々これが良いと思えるようになり始めて。
聞き終えた後も彼女の間延びした“ゴーシンカセーン”が頭の中をぐるぐると(笑)

このサビの作りは各人で評価が変わってくるでしょうけど最終的に自分は「有り」という結論に。お笑い要素を期待させつつ意外にも真面目、でも発音にはちょっとクスっと来ちゃう、この辺りのギャップがお気に入り。

アナウンスもどうせなら新横浜とか名古屋とか実際の新幹線の駅をモチーフにしても良かったのに (笑)その辺りを絡めたREMIX作ってくれないかしら。



6.MY HOT GUITAR/ GO GO GIRLS B
(S.OLIVA-A.GATTI-E.GOBBI FRATTINI)
上の作品同様、少し寝かされてから収録と相成った本作。
HOT VAMPIREやHOT YOUR BODY、この名義意外にもA-BEAT時代のDOMINOやLOLITAのナンバー等、お熱いのがお好きな彼女たちですが、今回はギターとセットでの登場。

さすがギターと銘打っただけあってオープニングからかなり激しめのフレーズが炸裂、ここだけ聞くとGGGの作品とは到底思えないような展開ですが、16秒付近ヴォーカルが登場する辺りからいつもの“らしさ”を盛り込んだ賑やかなイントロへと変化。

続くリフはライナーにもあるようにSMOKE ON THE WATERを意識したような作りとなっており、ただMNHRvol.22収録のDAVEの作品のようにほとんどそのまんまなんてことは無く、きちんとユーロビートしているので無問題。
前回のMANUELもそうでしたが、曲調の割にどこか可愛らしさの感じられるシンセでそこに若干の不満が。ただ190番代前半のような薄味ではなく、ギターを味方につけ重厚さもグンとアップ、また一方で疾走感も十分も備わっており、聞きごたえも相応に増しています。

ノリの良いリフに対しヴォーカルパートも一歩も退かずといった様相で、弾むようなバックに合わせ終始テンポよく歌い進めていくのが今回のスタイル。
複数vo.にコーラス、更にはバックで唸るギターと賑やかさには事欠かない展開で、変に重苦しくならないところが◎。
サビは突き抜けた感じがあまり感じられないのが少々残念ですが、それでもしっかり腰をすえて盛り上げてくれるので心配無用。ベタですけどサビ中の“アイアイ…”やギターソロも作品の良いアクセントになっているかと。

個人的にサビ前のハイハットと曲の締め方がツボでした(笑)



7.I CAN’T STOP LOVIN’ YOU/ DREAM FIGHTERS D
(DAVIDE DI MARCANTONIO)
ライナーにもあるようにSTORMBRINGER以来の登場となる彼ら(?)
その前作や、他にも単数形名義ではBLACK FEVER、SUPERSONIC FIREBALLなどで攻めの姿勢を見せてくれたDREAM FIGHTERS、今回もそのパターンで盛り上げてくれるだろうと思って聞いてみると…意外にもローテンポ路線。

3曲目同様、何とも幻想的な雰囲気の中始まる本作、こちらも多少エフェクトを掛けたヴォーカルが登場し、その後ワンテンポ空けてからリフと丁寧なアプローチ。
順序を踏んで始まるリフは1WEEKタイプの滑らかなシンセで構成され、耳当たりも素晴らしい…のですが遅い。BPMは140ジャストと前回のMR.MOOGを下回る程の早さ、加えていつもBPM160付近で展開しているようなリフをそのまんまこのBPMまで引き下げたような格好なので、そこに妙な違和感が。

曲の作りはイントロ以外の本編に関しても丁寧で、クセのないvo.が柔らかく歌い、Bメロでいくらかの郷愁感を打ち出しつつ、Bメロラストの“baby”でテンションを上げサビ突入という展開。
サビはサビで明るさと微かな哀愁が入り交じり、締め部分にかけてはDIMA節も登場し、決して淡白にならないよう工夫された作り。

曲のクオリティは高いと思いつつイマイチしっくり来ないのはやはりこのBPMのせいでしょうか。この早さにする理由がどうにも分からないと言うか。
色々なBPMの作品があってもいいとは思いますが、こういう低速路線はあまり趣味じゃないです。



8.INTERNET KILLS THE EUROBEAT STARS/ PRINCESS F. C
(ACCATINO-RIMONTI-FESTARI)
カタログNO.HRG812。前回の登場はいつ頃なのかと調べてみればMACH5収録JUST AN ILLUSION以来で、実に551作ぶり(笑)
ただ久しぶりの登場であるせいか随分と声変わりしてしまったようで。

ちょっとDELTAのMARK ASTLEYのナンバーを思わせるフレーズで始まるはvo.を散りばめつつも割合おとなしい作り。
ただそんなイントロで油断させつつ直後のリフでは一転、かなり激しい展開、今回もIN YOUR CARSの時同様に「お、おお?!」と感嘆の声を上げてしまいそうな仕上がり(笑)
最近多用しているキンキンシンセではなく、他ではあまり聞くことの出来ない擦り切れた音色で構成、また終始そうしたシンセが縦横無尽に駆け回りアグレッシヴ度120%のリフ。

ただし肝心のメロディがマイナー調、SEB170~180番台と散々この手のメロに泣かされてきた(悪い意味で)だけに今回も手放しで喜ぶという訳にもいかず。せっかくの特徴的なシンセ、目まぐるしいフレーズも今ひとつ真価を発揮し切れていないのが残念。

リフ以降に関しては以前と比べだいぶ可愛らしくなってしまったロリ声vo.が歌い進めており、聞きやすさ重視の展開。
サビは既に言われているようにVIDEO KILLED THE RADIO STARをパクったオマージュした内容でVIDEO~が好きだった方なら笑って楽しめるような仕上がり。ただ逆に私みたいに ピンと来なかった人からすると本作にもあまり惹かれないかも。

リフとサビとの落差が大きく、全体的にまとまりに欠けるのが難点。題材や珍しい音使いは良いと思います(笑)



9.PLAYBOY/ APPLE B
(DALL’ORA-DEGANI)
このレーヴェルは一体どういうコンセプトで名義を付けているのか一度問うてみたい、そんなことを思ってしまうAPPLEのセカンド(単純にリンゴが好きだからなんて理由だったらどうしよう(笑))

タイトルからも分かるようにデビュー作HEY BOYの正統進化、アンサーソングといった内容で、もういっそのことHEY~のレビューを再掲してもバレないんじゃないかなんて思いましたが(まさか)前作と多くの共通点を持ちつつもそこは親父、これまたウマーく差別化を図っています。

抑えた感じのするイントロで開始20秒ほどは幾分 地味な雰囲気ですが、vo.が本格的に参加してくる辺りから一気に華やかな雰囲気へと変化。その勢いを駆ってフライング気味に始まるリフは、前作とは異なる細かく刻んだシンセで構成され2曲目READY FOREVERとはまた違った意味で“らしくない”仕上がり。

この音の変更が果たして吉と出るか凶と出るか一瞬不安に思うも、聞いた直後には大吉を確信出来る出来映え(笑)その音色で VIBっぽさを醸し出しつつも所々にこれまでのTIMEらしさも見え隠れ、またフレーズはさながら跳ね馬のように全編動き回り、どこまでも突き抜けていくような爽やかなメロディとの相性も抜群。
以前が少しのっぺりした感じのリフだったのに対し、今回は有無を言わさぬアグレッシヴスタイル。

ヴォーカルパートに関しても少し加工したような女性vo.がリフからの流れそのままにテンポよく歌い進め、「あれっこの展開ってあの曲に似…」などと考えさせる前にさっさと次パートへと移行していくので、二番煎じ感は意外にも低め。

イントロ→リフ→Aメロ・Bメロとパートを追うごとに勢いを増していき、このままサビまでブッチ切り!100点満点!
…と行きたいところなのですが、その流れをぶった切ってしまっているのがサビ前のフレーズ。せっかくこれまで各パート一緒になって流れを作ってきたのに、それをなかった事にしてしまうのが勿体無い限り。
続くサビの出来が素晴らしかっただけに余計にこの区切りが気になってしまいます。

ただ逆を言えばそれ以外は申し分ない出来で、歌詞は似ているもののHEY BOYとは違うキーから入ってくるサビは上にも書いたようにきちんと差別化が図られ、気持ち疾走感もプラス。前作が好きだった方なら問題なく楽しめるでしょう。

どうもこのSEBvol.202は色々なスタイルの作品が収録されているせいか「ユーロビートってどんなモノだっけ?」なんて思ってしまうことが多いのですが、そんな中で本作はそんなこと一切思わせない
「そうそう、これがユーロビート」なんて素直に思える作品。
この音使いのまま次回はもう少し冒険してくれると個人的には嬉しいのですが(笑)今後に期待。



10.NEW TECHNOLOGICAL WORLD/ F.C.F. C
(M.FARINA-G.CRIVELLENTE-F.SERRA)
昨日も触れたSANDAYもそうですが、最近の3Bは昔々の作品ではなくかなり新しめの作品のリメイクが多く、本作も元はARD1362  TECHNOLOGICAL WORLDとリメイクまでのスパンはかなり短め。
この辺り版権的なホニャララがあってそれを××するために、あくまでも別物ですという体をとっているなんて思えてしまうのですが実際はどうなんでせうか。

曲の方はオープニングから異なる展開となっており、以前の手拍子に加えIVANHOE/ ALPHATOWN辺りにも通じそうな哀愁フレーズ、歌詞も登場。また36秒付近には新たにピアノ伴奏も加わり、ますますらしくない展開に。
続くリフは8割方前作通りの作り。合間合間にvo.が介入するも同じフレーズの繰り返し×2なので、力強さはあるものの単調さは変わらず。前作と比べシンセの高低差が無くなってしまった点も×。

ヴォーカルパートに関しては違いを見つけるのが難しいほど前作そのままで、ちょっとSHANGHAIっぽさのするAメロからBメロ無しに始まるサビの唐突感も健在。
このドスの効いたAメロの歌いまわし、一度聞いたら病みつきになるサビでの抜きなど、なかなかツボを抑えた私好みの内容なのですが、ただやっぱりBメロが無い分いくらかの消化不良感が。

ちなみにEXTENDEDの展開はどちらも一緒で尺もほぼ同じ。2コーラス目以降の変型パートのアレンジなど異なる点も幾つかありますが、その差もよく聞き比べてやっと分かるぐらいといった程度。
せっかく手直しするんだったら、それこそNEVER ENDING LOVEやSANDYぐらい大胆に変更しても良かったのでは?なんて思ったりも。



11.I WANNA RUN TO YOU/ MICKEY B. B
(ALKOGAN-M.CAPURRO)
M.CAPURRO=ミッキーさんで良かったんでしたっけ?久々登場の前回A NEVER ENDING NIGHTでは見慣れない人達3人+彼女での制作でしたが、今回はそのうちのALKOGANとペアを組んでの制作。

前回は悲壮感から高揚感へと変化していくイントロでしたが、今回はピアノを交えつつ最初から明るい雰囲気。まさかこのまま平和路線に行くんじゃなどとネガティブな展開を予想してしまうも、そんなことは無くギターを織り込みつつ、あくまでも明るい曲調での進行。
個人的にイントロも26秒辺りから「さぁリフ!」と思わせながらもうワンクッション置くところがお気に入り(A-BEATらしくなくて)

イントロの流れそのままに始まるリフは使われているシンセが粗くちょっと危険な感じもしますが、昔々のLOLITAやKAREN辺りの作品が脳裏をよぎるメロディラインがそれを程よくカバーしているので差し引きゼロに。その粗さもリフの迫力に貢献していると思えば。

リフ以降に関しては相変わらず存在感のある歌声がパート中を闊歩するといった作りで、リズミカルなバックと合わせ聞いていて気持ちの良い仕上がり。
従来パートから弾みをつけ展開するサビは彼女の歌声が広がり、少し押さえ気味だった前作と比べると勢い、派手さもアップ。メイン以外に複数のセルフコーラスを配置したおかげでより奥行きが増した点も◯。

気になるところと言えばBメロラストが寂しい、またサビの盛り上がりももう一声欲しいといったところでしょうか。彼女ならもっと上を目指せる!なんて思ってしまったり(笑)
リリースペースは遅くとも腰を据えて更なるクオリティアップに努めて頂きたいところ。こちらも今後に期待。



12.ALL AROUND THE WORLD/ DAVE RODGERS E
(G.PASQUINI-F.RIZZOLO)
2006年発売の自身のロックアルバム収録のナンバーを大胆にもEURO MIXとしてアレンジ!と前回のWILD REPUTATIONとは逆方向での曲の持っていき方で、なかなか斬新な切り口だなぁなどと思っていたのですが。。。

初めて聞いた時分に頭の上に?が浮かび、「いやいやそんなことは…」と言いながらもう一度聞き直してみると更にもう一個?が浮かび、困惑しながら再び聞いてみて…三度聞いて得た結論は
「ナンダカヨクワカラナイ」という情けないモノに。

何だか気の抜けたようなリフらしきものに、妙に明るいメロディ、よく分からない曲構成にマイアヒがどうかしちゃったかのようなDAVEの歌い回し。
どうにも釈然としないものが集まり、何度聞いても「この曲は一体何がしたかったんだろう」などと思ってしまう内容。

EUROはかくあるべきなんて決まり事は有りませんが、ただ個人的にはこれをユーロとは思いたくないですし、こんな曲を収録するぐらいなら純粋な新曲もしくはSINCLAIREに枠譲れよなんて思ってしまうわけで。
特に誉めるべき点も見当たらず。イマイチ。

と言うかこういう曲って14枠扱いじゃないんでしょうか?(もし14曲目収録だったら「こんなアレンジもあるんだ」ぐらいで済んだと思うのですが)



13.HIDE&SEEK/ AAA
(WORDS:松井五郎/ rap lyrics:日高光啓/ music:五十嵐充/ arrangement:tasuku)
※太字部分が修正箇所。失礼いたしました。

SEBvol.200のDISC-2で聞いたことが有りますが、きちんとした形で聞くのは今回が初めて。もっとも元になった原曲を聞いたことが無いので、イマイチどの辺りがREVAMPされたのか分からなかったりするのですが(^^;)

リフに関しては通常のSCP楽曲では聞くことの出来ない音使いで、やや人を選びそうな作り。COOLOVER以上に攻撃的な音色なので、何度も聞きたくなるようなリフと言うわけにはいかず。
全体に配置されたかなり強めのキックやサビ後のフレーズなど、ライナーにもあるようにユーロビートと言うよりはトランスに近いアレンジなのでこの辺りでも好みが分かれそう。個人的にはもっとユーロっぽい味付けの方が良かったかも。
あと通り一辺倒のGO2のサンプリングの仕方にはもう少し工夫が欲しかったところ。この辺りEXTENDEDがつまらないSCPらしいと言えばらしいのですが(苦笑)
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14.DON’T TURN IT OFF/ GO2
(S.CASTAGNA-C.CODENOTTI-E.ZANINI-E.SOMENZI)
前回のWILD REPUTATIONに続いて今回は比較的新しいSCPのこの曲のロックアレンジ。もとよりロック色の強い作品だったせいか、今回のver.も割とすんなり聞き込める仕上がりに。
原曲のイントロを引き伸ばしただけのような気もしなくはないですが(笑)、ギター純度120%のリフで畳み掛け、ヴォーカルパートには乾いたドラムが新たに加わりより新鮮な気持ちで楽しむことができます。
唯一、バックのせいで寂しくなってしまったサビ直前部分が残念ですが、基本的には原曲が好きだった方なら何ら問題なく堪能できるアレンジに仕上がっているかと。
3分前後のお約束のアノ手法も◎(笑)



そんなこんなでSEBvol.202。
上でも少し触れましたが、このアルバムは色々な路線の作品が多く、それぞれが自分の好みだったりそうじゃなかったり。下のコメントを書いている時にも思いましたが、今回はいつも以上に各人で好きな曲、そうでない曲が違ってきたのではないでしょうか。

ただそうした路線の好みを差し引いても、全体的に少し落ち着いてしまっているというのが率直に思うところで、充電期間を経て2発目なのに早くも失速気味なのがちょっと気がかり。
「リリースお休みしていた分、良曲たくさん、これもA!あれもA!うひょひょー!」なんて事前に思ってしまったがために余計にそう思ってしまうんでしょうけど。

次こそアタリ曲ばかりで狂喜乱舞しちゃうようなアルバムを希望。
(あとDAVEの新曲が聞きたいです(切実))
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非公開コメント

No title

いまさらで、新幹線のアナウンスですが もう知ってるかもしれませんが せつえさんです

No title

と言うことは、ますますGOODBYE JAPAN/ NMSっぽいですね(笑)

ツッコミ

Internet kills~はお金を払ってダウンロードしてねって曲ですが、この曲を聴くたびに A社が配信してくれないって、ツッコミたくなります

No title

きちんと対価を払いましょうというお話。
@社の配信、特にmoraは完全に止まっちゃってますね。
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玉鬼feat.管理人

Author:玉鬼feat.管理人
地味にTOUGH BOYのEP配信待ってる…

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