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ARD1323

変な音がするHDDに怯えつつ今日の更新。
今回はこちらの1曲をご紹介。



LILLY GIRL/ DANNY ROCK 4:42
(M.FARINA-F.SERRA)
久しぶりに3B楽曲レビュー。このレーヴェルも好きな時期とそうでない時期とで結構分かれるのですが、この曲がリリースされた2007年頃というのは実験的な作品や過去作品の劣化焼き増し作品なども多く、正直なところあまり魅力を感じなかった時期。
ただそれは全体で見ればの話で、個々で見れば「おっ」と目をひくような作品も多数あって。

で今回のLILLY GIRL。歌い手はDANNY ROCKとなっており、この名義といえばLIKE A SPEEDY CARや去年SEBにも収録されたRAINBOWなどを担当し、どちらかと言えばアグレッシヴな作品を歌っているイメージが強いのですが、ただ本作はそれらとはまたちょっと違った路線での勝負。

線の細い音色に彩られたイントロ。奏でるメロディは儚く、そして物悲しく、とても男性楽曲のそれとは思えないような内容となっており、驚きを交え、思わず作品に引き込まれる事請け合い。
前半こそシンセのみの進行で哀愁さの際立つ作りとなっていますが、後半にかけてはダミ声ヴォーカルも登場し、3Bらしい荒々しさも加わって次第と加速。

そんな雰囲気&お膳立てばっちりなイントロを聞けば、当然続くリフにもそれなりのモノを期待してしまうわけなんですが、しかしこのリフがその、うーん…なんて言い淀んでしまうような作り。
これより少し前のMAYDAY/ MISTER MAXのリフを更にのっぺりさせたと言うか、肝心なところを抜き去ってしまったと言うか。メロディラインは終始あまり代わり映えせず、イントロとは対照的にほとんど魅力を感じられないのがネック。

幸いにも使われているシンセは伸びもあり、リフ全体の力強さも十二分。このイマイチ煮え切らないメロディもこの音のおかげで「これはこれで」と思うようになるのですが、しかしそう思うまでには幾らか時間を要するわけで。
実際に私自身がそうだったのですが、この曲を良いと思う前に「なんじゃ?このリフ」と早々に視聴を打ち切ってしまった、なんて人も結構いるような気がします。

対してヴォーカルパートは再び見事な仕上がり。ヴォーカルを務めているのはFARINAなのですが、お馴染みダミ声が響き渡るも今回はきっちり哀愁路線での勝負。
Aメロ第一声こそどっちつかずの立ち位置ですが、直後に女性コーラスが入る辺りから急速に哀愁方向へシフトし始め、このレーヴェル特有の強めのベースと相まって、この曲調ながらも力強く進行。
続くBメロではバックにノイジーなギター、低く唸るようなシンセのラインと加わり、サビに向かって一致団結、ますますらしくない迫力を以て再加速。

タメなしで始まるサビはここまでの展開の集大成といった内容で、心なしかヴォーカルに泣きが入るせいか作品の哀愁具合も更にアップ。一方でバックの重厚さはBメロから変わらず、これまたこの曲調らしからぬ勢いでこちらに迫ってくるのが本作の特徴。

ダミ声+哀愁+重厚という組み合わせでは同レーヴェルのLOVELINE/ F.C.F.が一番近いでしょうか。本作においては、リフの煮え切らなさをきっちり本編でカバーしてくれているところがお気に入り。



最近はユーロビートと言えるかどうかも怪しい作品ばかりの3Bですが、そろそろきちんとした新曲、それもこの曲のような勢いのある哀愁作品を作って欲しいんですけどねー…うーん、でも望み薄。
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